未確認少年
ある春休みの午前3時
起きているのは月と僕だけ
青の衝動に駆られてひとり淡々と詩を書く

そう簡単には行かないや
ただ紙とペンを眺めてるだけ
カッコつけるのに縛られて一体何を伝えたいんだ

ただただ歌いたいから
ただただ叫びたいから

未確認少年
世界を歌う
次の音はどこだ、どこだ
未確認少年
大声で探した

未確認少年
泣きそうな声
歌う相手はどこだ、どこだ
未確認少年やはり君だった

窓に滴る雨粒
どうやら世界も泣いている
今日は世界を代筆
ひとり淡々と筆を進める

小さな小さな僕だけど
まだできることもあるみたい
朝になったら試してみよう
少しは大きくなれたかな?

未確認少年
世界を歌う
次の音はどこだ、どこだ
未確認少年大声で探した

未確認少年
泣きそうな声
歌う相手はどこだ、どこだ
未確認少年やはり君だった

だから僕は
未完成なままの僕らの歌を
未確認のまま叫び紡ぐ
あなたのもとに届くといいな