Oct5
バラのトゲを抱えて理由を探す
2012年10月05日 ゆっきー
いやぁ、かなりブログは久々だね。つぶやいてばっかりじゃダメだな。

お久しぶりです、ベースボーカルゆっきーです。

ブログをさぼってた理由は…

特にございません。ライブやってスタジオで練習して、曲作って、バイトやって

僕にとっての日常そのものが繰り返されておりました。

強いて言えば

みんなにとっては何が日常なのか?

それを最近考えてたよ。

きっかけがあった。

バイト先の同期の女の子がバイトを辞めたい、と言う。なぜ?と聞くと

目標がない、と彼女は言う。

…目標。。

目標ならばある。数字だ。売り上げだ。

でも、ここで言う目標は生き甲斐とか楽しさとか給料とか、そういったものをさすんだろう。

正直ぴんとこなかった。

よくよく聞くと楽しくないわけじゃないし、給料が悪いわけでもない

ただ、なんか…

という感じ。

ここで僕ははっとする。

楽しくないわけじゃない、お金も悪くない

じゃ何が欲しいんだ??

彼女自身はっきりした答えは分からなかった。でも僕にはなんとなく分かった。

彼女は、息を吸って吐くための「理由」が欲しいんだろう。

つまりそれは夢と呼ばれるものであって

今のバイト先は夢に値しなかった。

そういうことだ。

昔からだけど僕にはそれがよく分からない。バイトに生き甲斐や夢、総括すると「愛」を求めること。

よく分からない。

ここでさらにはっとする。

分からないのは当然だ。

僕にはロックンロールがある。ウェストウッドがある。

はっきり言ってバイトは何をやっても大差ない。根本的には退屈だ。一秒でも早く辞めたいと常に思ってる。

だって、ミュージシャンだもの。暮らしていけないからしかたなくやってる単なる手段でしかない。

音楽以外でやり甲斐があるものがあるのなら、バンドなんかとっくの昔に辞めてる。

それがあまりに当たり前になってて、他人の痛みに鈍感になってしまっている。

彼女の気持ちを聞くたびに

え?なんでそこまで思うの?

これしかない。

でも彼女は真剣だ。当たり前だ。

僕には楽しくやろうよ、お金も悪くないんだし。とにもかくにも生きていけるだろ??

それしか言えない。

彼女は、まぁ…。。

無力。

慰めることもできず、彼女の渇いた心を感じるだけで、言葉につまり、僕はタバコをに火をつける。

彼女は日常に夢を求めている。

夢は追いすぎると毒になる、らしい。

君の夢は何だ?君の日常は何だ?

僕はウェストウッドがあれば充分です。

理由?

バラのトゲには理由なんかないんだよ。
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