Jun9
スクラップへのカウントダウンその9-7
2008年6月09日 唄日和
7曲目は「スクラップ」。アルバムのタイトル曲。
漠然としたイメージはずっとあったのだけど、メロディーや歌詞としてなかなか成り立たなかった。
けれどある時、ピアノを弾いて降りてきたメロディーが、長く閉ざしていた道に光りを射した。
わずか20分くらいで形になっていた。気付いたらできていた。
時々こういうことはあるのだけれど、これほど明確に全てが一度に形になったのは初めてかもしれない。
シンプルな曲なので、アレンジには少し頭を捻らせたけど。

ギターは左右共にギブソンレスポールスタンダード。
左に振ったギターは終始ブリッジミュート。右に振ったギターはサビのメロディーの裏。
この曲はとにかくピアノを前に押し出したかったので、ギターは主張をかなり抑えている。
コロコロと転がるようなピアノは初めて弾いたリズムだったので、何度もリテイクを重ねた。
コーラスワークもアルバム中最もと言って過言ではないくらいにこだわっている。基本的には3声。サビ頭で主線に寄り添い、そこから左右に広がっていくようなフレーズを唄っている。
ギターソロ部分は、全体的に同じ雰囲気で進む楽曲に楔を打ち込むべく、ハデにギターを弾いている。いいアクセントになっていると思う。
アウトロにもギターソロを入れようかとも思ったけれど、基本的にシンプルな曲を心がけていたので、何度か録ったテイクを削除。リズムに徹したフレーズで幕を閉じている。
コメントを投稿するにはAudioleafへログインしてください。