Feb16
「クラシック、ブルー」Rec日記その5
2008年2月16日 唄日和
ピアノとベースに、今回レコーディングしてきたドラムを重ね、そこにエレアコを加える。
部品が出揃ったので、ミキシングへ。

ドラムは元々コンプをかけ録りしているけれど、気持ち的に薄くコンプレッサーをかける。
そして各部が際立つようにそれぞれの帯域をブーストとカット。
リバーブを薄くかけてできあがり。大分聞き違える。
スネアやバスドラにも同様にコンプ、EQ、リバーブを。
リバーブは全く同じものをかけている。

ベースのレコーディングに使っているアンプシミュレーターがギター用なので、ベースの帯域を再現するために低い帯域を中心にブーストしていく。
ベースラインが見えやすいように中域に気を使いながら、バスドラとの帯域をずらしていく。
こうするとベースの音量がそこまで大きくなくても驚くほどベースの音がよく聞こえる。
ドラムと同じリバーブを、ドラムよりも気持ち薄めにかける。ベースにリバーブをかけすぎるとうるさくなってしまうんだ。

エレアコは低域をカットして他の楽器とのバランスを取り、ストロークのキレイな部分を探してブースト。エレアコが随分シンプルな構造なうえ、カーボンバックなので、パーカッションの様な役割だ。
あくまで今回のギターは脇役なので、ベースとドラムを聞きながら音量を調節していく。
リバーブはプリディレイをほとんどかけずに響きを大事にし、ちょっと深めにかけて存在感を少し散らしている。

ここまで出来上がった音を元にピアノの音を決めていく。
他の楽器とのバランスも考えながら、一番際立つようにEQを施していく。
リバーブは自然なホールの響きをシミュレートした、気持ちプリディレイが長めのものを浅くかける。ライブハウスで聴いているような雰囲気を意識した。

ここで全部の音を出して、音量を調節していく。
まずピアノを中心において、ドラム、ベース、ギターの順に。
ギターはほとんど聞こえないくらいで十分だ。時々ジャランと聞こえる程度でよい。
ドラムとベースも小さめに。やっぱりピアノが一番聞こえないとね。
ピアノを全面に押し出すのは初めてなので、出来上がった感じに最初は違和感を覚えたけど、何度か繰り返し聞いてみると、これはこれで良いものになりそう。

同じドラムセットでも、曲調によって他の楽器とのバランスや、ブーストする帯域が違ったりして面白い。これは誰のドラムをレコーディングしてもそうなんだけど、毎回ワクワクする。
ドラム録りはまだ2曲残っているので、頑張らなくては。

それが終わればいよいよ唄だ。
イメージを膨らませておこう。
これは絶対いい作品になるぞ。
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