駐車場に車をとめて外にでると沈丁花が香ってきます。
そこでひとつ深呼吸を。あの酸味に勝るあまい香りが鼻になじむまで目をつむる。
目をあけると中空をゆくツバメの姿が飛びこんできます。
ただそれも一瞬のこと。白い雲に直線をさっと引くや、すぐに空の色に吸いこまれて見えなくなります。
と、こんな情景を目のあたりにして、漱石の「行人」に出てくる一郎さんではありませんが、「生き甲斐がするなあ」などとうなったりするのです。
「生命」という曲を公開しています。メロディを書いたのは二年前の今くらいの季節のことでした。父の葬式がおわってから最初に書いた曲なんじゃないかな。たぶん作るのに十分くらいしか使っていないはずです。
こういう環境で作ったものであっても、辛い思いをぶつけた、とかいうものではありませんね。たぶんそういうのは柄じゃないや(笑)
そうだなあ、「頭のなかのモヤモヤをなんとかしたい」くらいは思っていたのでしょう。だからひずんだアコギの音がよく合う。
歌詞の方は二週間くらいまえ仕事おわりにひらめいて、こちらも一気に書いてしまったものです。あまり推敲していない分純粋というか、自己紹介文みたいにはなった気がします、はい。
歌詞についてひとつ言っておきたいことがありまして…というのも“人のクズ”というフレーズについてなんですが、この言葉、夏目漱石の「草枕」のことを下敷きにしているのです。“智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。”のあれですね。偏屈な主人公が“兎角人の世は住みにくい”と人情から解脱した“非人情”の世界を求めて、絵を書いたり詩を作ったり、すきな女のひとの顔つきにケチつけたりと、へんてこな旅をするお話です。
この話は“非人情”という言葉ひとつにつきるでしょう。主人公にとってはそれが芸術、風流に生きることの同義語になっていますね。
はい、僕の詞の方に話を戻しますと、“人のクズ”というのはこの“非人情”の意をくんだものなのでした。
小生イコール文面通りの“人のクズ”でも違和感はないでしょうがw、まあこういう事情もあること一瞥をくわえて曲を楽しんでもらえたらさいわいです。
ええ、かなり前向きな歌なんですよ、これが!
まあ今回はパンクロックだったな(笑)次の曲は一転、三拍子のゆったりしたものです。電子ピアノで録音していますが、下手すぎて泣ける…。
この一週間はあの悪の地下組織のライブもあるし、両方とも成功させたいのう。どちらも私には貴重な生き甲斐なのだから。
そこでひとつ深呼吸を。あの酸味に勝るあまい香りが鼻になじむまで目をつむる。
目をあけると中空をゆくツバメの姿が飛びこんできます。
ただそれも一瞬のこと。白い雲に直線をさっと引くや、すぐに空の色に吸いこまれて見えなくなります。
と、こんな情景を目のあたりにして、漱石の「行人」に出てくる一郎さんではありませんが、「生き甲斐がするなあ」などとうなったりするのです。
「生命」という曲を公開しています。メロディを書いたのは二年前の今くらいの季節のことでした。父の葬式がおわってから最初に書いた曲なんじゃないかな。たぶん作るのに十分くらいしか使っていないはずです。
こういう環境で作ったものであっても、辛い思いをぶつけた、とかいうものではありませんね。たぶんそういうのは柄じゃないや(笑)
そうだなあ、「頭のなかのモヤモヤをなんとかしたい」くらいは思っていたのでしょう。だからひずんだアコギの音がよく合う。
歌詞の方は二週間くらいまえ仕事おわりにひらめいて、こちらも一気に書いてしまったものです。あまり推敲していない分純粋というか、自己紹介文みたいにはなった気がします、はい。
歌詞についてひとつ言っておきたいことがありまして…というのも“人のクズ”というフレーズについてなんですが、この言葉、夏目漱石の「草枕」のことを下敷きにしているのです。“智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。”のあれですね。偏屈な主人公が“兎角人の世は住みにくい”と人情から解脱した“非人情”の世界を求めて、絵を書いたり詩を作ったり、すきな女のひとの顔つきにケチつけたりと、へんてこな旅をするお話です。
この話は“非人情”という言葉ひとつにつきるでしょう。主人公にとってはそれが芸術、風流に生きることの同義語になっていますね。
はい、僕の詞の方に話を戻しますと、“人のクズ”というのはこの“非人情”の意をくんだものなのでした。
小生イコール文面通りの“人のクズ”でも違和感はないでしょうがw、まあこういう事情もあること一瞥をくわえて曲を楽しんでもらえたらさいわいです。
ええ、かなり前向きな歌なんですよ、これが!
まあ今回はパンクロックだったな(笑)次の曲は一転、三拍子のゆったりしたものです。電子ピアノで録音していますが、下手すぎて泣ける…。
この一週間はあの悪の地下組織のライブもあるし、両方とも成功させたいのう。どちらも私には貴重な生き甲斐なのだから。
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