松本さふらん

　きのうはバンド用の曲のデモをつくっていました。なかなかノーテンキな曲調で気にいっている曲です。まだこういうものつくれるとは、オレもいい年のとりかたしておるなあ、と自分に感心している次第であります。
　バンドとして披露するには時間がかかるかも知れませんし、またここに詞だけ書いておくことにしましょう。この曲はメロディとコードがあっちむいてほいしているので、当初｢あっちむいてほい｣についての歌にしようと思っていました。ただ音節などの関係で｢あべこべ｣ということばを使うことにしました。でタイトルも｢あべこべ｣です。まあ似たようなもんだい。

「あべこべ」

　ピカピカの　笑顔なのに　
　会うときは　いつも雨
　ゴホゴホと　咳をしてても
　たこやきに　唐辛子

　テクテクと　丸いおみ足
　ばてるのは　僕のほう
　あべこべな　君の魔力に
　しゃれこうべに　されてく
　そのうえ　唐辛子　ふりかけてくる

　はみ出す文字の喧騒記　ただいとおしき日々
　これからもお願い　つづきますように
　君の自由な投球フォーム　くり出すビーンボール
　さっとよけ　にらみ返した　その時にはすでに
　ゆるしてしまってるんだ

　ヒラヒラと　道に飛び出し
　差し出した　手をチクリ
　あべこべな　君の魔力に
　しゃれこうべに　されてく
　そのうえ　唐辛子　ふりかけてくる

　ページの飛んだ喧騒記　ただいとおしき日々
　これからもお願い　つづきますように
　君の思いがけぬパス　僕はひるまず
　ほかのやつに　わたるくらいなら　手をのばして取るさ
　それでおわりだとしても