Dec30
突然、炎のごとく
2012年12月30日 松本
 年々冷えてきてはいたけど、親父が死んで完全にこおりついてしまった。
 喪失感はもちろんだが、状況的に身動きできなくなったのが大きい。

 年末にそれをすこしだけ溶かす出来事があった。
「よしきた」と喜びいさんで体からこぼれた種を手にうけて、注意深く割ってみると…

 なかは空っぽ。自分を取り戻したつもりが、はなからそんなものなかったのである。
 一陣の風が残り火をあおって彼方へ消えた。あたりはもう一面、業火につつまれている。

 この炎は笑いである。
 身を焼きつくすかもしれないが、踊りだしたくなるような刺戟がある。
 これから、もとい来年はなんかおもしろいことのできそうな気がしてきた。

(追記)
 一曲できているけど、年内に録音するのはむつかしそう。
 まあ僕はまだ死んでないし()、ちょくちょく動静をうかがいに来てくれたらうれしいです。
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