松本さふらん

　今度十二月七日に栄のタイトロープでピアノ弾語りのライブをおこないます。それにあわせて新曲を三曲ほど作っているところですが、そのなかの一曲がある程度かたちになったので、それをお披露目いたします。「石ころ」というものです。

　とはいえライブは必ずしも新曲披露に最適な場とはいえませんね。どちらかというと手持ちの自信作を風にさらして味をだす、というほうに向いている気がします。にもかかわらず新曲ばかりやりたがるのは、自身にとって「これ！」という手持ちが少ないためでしょう。
　
　あたり前のことですが、シンガーソングライターみたいなことをするには、曲を書いただけでは不充分で、表現できなければいけばせん。曲は書けても、表現できるかは実際やってみないとわからないことが多いのです。
　
　さしあたり今回もやはり、自身にとって「これ！」という曲をさがすためのライブになりそうです。この曲を発表するのに、この場で風にあてることで本番までにいくらか味がでないかなあ、という横着な算段がないわけではありませんが。