Oct21
季節の匂い 
2008年10月21日 TOM
季節の匂い、とは不思議なものである。




日本には四季がある。四つの季節の概念もはっきりしている。

四つの季節がはっきりしていることで、様々な草木が育つ。おかげで、日本には桜があり、紅葉があり、深緑がある。いずれも素敵なものである。



日本語には様々な擬音語の表現がある。きらきら、ふわふわ、さらさら、すべすべ、ざらざら、などなど、、、

日本に四季がなければ、このような擬音語に多様性は生まれなかったのだそうだ。




そして、その季節の節目ごとに、その季節独特の匂いを感じる。



季節の匂いを感じる時は、決まって季節の変わり目、しかも夜である。

なぜだろう。

夜中は人も車も少ない。余計な匂いや大気の汚れも、夜中には少なくなるからであろうか。



トムが嫌いな秋や冬でも、季節の変わり目の匂いは嫌いではない。

季節の匂いを感じると、なんとも言えない気分になる。

何と表現すれば良いのだろうか。言葉では表せない、数少ない気分である。




先日も、夜中にコンビニに買い物がてら、近所を散歩をしていた。その時、秋の匂いを感じた。

‘あぁ、秋だなぁ’と、‘これが今年の秋の匂いか’と、一人思った。



こんな夜は、悪くない。
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