Oct1
悪を滅する
2008年10月01日 TOM
うむ、



咳が止まらないのである。






咳とは当然のことながら、嫌なものである。



咳をすることは体力を使う。本当にひどいときには、全身の筋肉が悲鳴を上げ、背骨がきしむようである。



一回一回咳をする度に体力が減っていくのである。
その様はさながら、ドラクエでいうと、沼地に入ったときのよう。一歩ずつダメージ。
その様はさながら、FFでいうと、毒のダメージを受けたときのよう。三秒に一回ダメージ。






しかしながら、身体の側から見れば、咳とは悪いことではない。



咳をする=身体の中にいる悪いものを外に出す働きだからだ。
元の正常な、健康な状態に戻そうと、身体はその自身の体力を駆使して、悪いものを追い出そうと頑張ってくれる。それが咳として現れる。
必要悪なのだ。生態学版、‘痛みを伴う構造改革’である。




だから一人でいるときは、頑張ってゴホゴホするようにしている。

喉も痛くなるし疲れるし嫌なものであるが、「これは身体のために必要なことなのだ」、「今トムは、自己を犠牲にして悪を滅しているのだ」、と自分に言い聞かせて、一生懸命ゴホゴホしている。






そう思えば、この咳だって愛おしく思えてくる。






ありがとう、我が身体よ。




正常に機能してくれて。






でもね

嫌なもんは嫌なのだ。




これより、封印していたビタミンCの過剰摂取を始める。
コメントを投稿するにはAudioleafへログインしてください。