Jul31
捕食
2008年7月31日 TOM
海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に行きたい海に




海に行きたいのである。



海に行きた過ぎて、コピーアンドペーストという作業も忘れて無心にキーボードを叩き続けたせいか、早くも手がアイムペインである。







海について書こうかと思っていたのだが、今違うことを思い出したので、番組を変更してお送りする。




二十歳くらいのときだったか、初めて海月(くらげ)を食べたときのことを思い出したのである。



‘海月’とはしかし綺麗な言葉である。

最初に‘海月’という漢字を充てた人は、きっと素敵な感性の持ち主なのだろう。実際に海の中で海月を見たことはないのだが、水族館などで見る海月はその名の通り、‘海に浮かぶ月’のようである。暗闇にほんのりと浮かびあがり、ふわふわと漂い続ける。じっと見ていると、本当に夜の海に反射する月光のようにも見える。



うむぅ、やはり良い漢字である。こんな時、日本語って綺麗だなって思うのである。

ちなみに、海月は英語で‘Jerryfish’という。‘jerry’はわかるけど、‘fish’っておい、って思うがしかしどうやら海月は‘fish’と目されているようだ。英語圏の人々は海月のどこを見てfishとしたのだろう。興味のある感覚である。




さて、また話がずれそうになった。

クラゲは食用として様々な料理に使われる。酢の物、炒め物など。中華料理には良く使われているかと思われる。

トムは二十歳くらいまの時分までクラゲというものを食べたことが無かった。正確に言えば、食べたことはあったかもしれないが、‘これがクラゲだ’と意識して口にしたことはなかった。



友人と大挙して海水浴場に押し入った夏のことである。時は八月下旬。茨城の方だったか。

でっかいゴーグルを装着し勇んでジャブジャブ遊んでいた。ゴーグル越しに海中を見ていたところ、明らかに弱っていたと思われるクラゲが泳いでいるのを発見した。そして、木の枝ですくい上げてしげしげと眺めてみた。

そこでふと思ったのである。

「クラゲってどんな味するんだろう」

友人との相談の結果、足の部分は確実に毒があるから止めようた方が良い、上の部分(頭といえば良いのだろうか)ならイケルんじゃないか、という結論にたどり着いた。



‘魔が刺した’とはこういうことをいうのだろう。



ぱくっと、イッテみたのである。

頭の部分を、ちょっとだけ、カリッと。



まぁ、なんというか、舌触りは最悪であった。味は・・・塩辛いだけである。

吐き出したよね、一瞬で。 もとい、吐き出したのである、一瞬で。



それ以来、クラゲが食べれなくなった、ということはない。

逆に、その後に中華料理屋で調理されたクラゲを食してみて、‘あ、何気にイケる’って思ったのである。



人間、経験してみるものである。





*注)良い子の皆さん。海に行ったからといって、うかれて天然のクラゲを捕食するような真似は、決してしないでください。
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