Jul20
生きる
2010年7月20日 strange world's end
手を伸ばして、何度も手を伸ばして手に入れたものも、手に入れてしまえば何て事は無い。

また次の地平を目指して手を伸ばすだけで。

結局は欲深き人間か、色々なものに麻痺していく。


其処には心の隙や油断や怠慢もあるだろう。

そして疲弊する。

例外無く、自分もまたそんな人間。


何処まで行けるか。
何処まで気付けるか。

くたばっちまえば良いんだろうが今はそうはいかない。

「生きる」
其れに何処まで近付けるか。


研ぎ澄ました心は自己嫌悪の波をも呑み込み、惨めで情けなくも俺を浮き彫りにする。

そして削ぎ落とされた俺は、単純に今を「生きたい」と思うようになった。


痛みは伴うが、その先に在る世界は確かに色付き始めてるんだ。
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