strange world's end

思えば色々なモノを無くしてきたなぁと。

人や時間、言えばキリが無い。

この宇宙からしたら生なんてあっという間の一瞬で、死こそが平常なのだろうが...そんな話はこの際置いておこう。

今出来る事があとどれだけあるだろうか。

後悔や恐怖はそっと吹く風の様に俺の心を連れ去ろうとする。

弱い。

なんて弱いんだろう

脆い。

なんて脆いんだろう

失うのが怖くて、そして何時かは失う。
解ってはいるし、まるで遠回りするかの如く、わざとその道を邪魔する。

今出来る事が少しでも届けばそれでいい。

それがいい。

本当はそれでいいんだ。

そして声にならない声が、心の中で発狂する。反響する。
声に出す事ですら、難しい事ではないはずなのに。