Apr7
2009年4月07日 strange world's end
花を見て、綺麗だと思えるというか、感じれるようになったのは、そんなに昔からでは無い。

此処数年前からだ。

明らかに何かが欠落している自分も、少しは変わったのか、それは解らない。

今、満開に咲き、そして散る桜を見ながら思う。


写真は、仕事場近くで3月29日に携帯で撮った桜だ。

まだ他では疎らに咲き始めた頃だった。

毎年、此処の桜だけは他より早く満開になる。

駐車場の端に1本だけあって、まるで其の木の下に死体でも埋まっているんじゃないかとロマンチックな事を妄想する位、早く咲く。


俺は醜い薄汚れた人間だ。

決して、純粋な人間では無い。

生きてる価値も無い。


それでも、俺の創った音楽は、創ってきた音楽は純粋なものだ。

差し詰め、薄汚れた人間の、純粋な音楽と言った処か。

其処には何の淀みも無い。

もし其処をずらせば、俺は死ぬ。


俺は、音楽になりたいから。

俺という入れものを飛び越え、境界線を無くし、音楽になりたい。


悩み、苦しむ事からは何かが生まれると思う。

迷いはただ、人を弱くする。


息が出来ない。



それでも散る桜は綺麗だ。


strange world's end 飯田


※写真は「PHOTO」で見れます。
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