Dec26
過去に生きる僕達へ。
2014年12月26日 佐藤優太
過去に生きる僕達へ。



それは間違ってなんかいないよ。

今を生きていないってことじゃない。

未来は見えている。だけど名残惜しいだけ。



君は今日も仕事へ出かける。

上司に頭を下げながら、満員電車に押しつぶされながら

帰りを待つ大切な人のことを想う。



卒業文集に書いた夢、覚えてるかな。

今は、どうだい。

多分、違うピッチの上で、今も全力投球してる。



校庭の斜陽も、通学路も

教室の匂いも、クラスメイトも。

全て過ぎ去ってしまった過去の中だから眩しくて。



これでよかったのかって

思う日は僕も腐る程あるよ。

昨日のことだって、やり直したいくらいだ。

だけどね。



この道でよかったって、

思うこともあるんだ。



今、少しでも本気で笑えること。

馬鹿やれる仲間ができたこと。

新しい夢ができたこと。

それを応援してくれる人もできたこと。



新しいフィールドに足を伸ばせば

それだけぶつかる壁も増えていったけど

その分、毎日が新しい出会いで溢れてる。



幸せの意味は見つけたかい?

生きるってどんなこと?



哲学のような疑問だけがどんどん増えていく。

それは、いつ解けるのかは分からないけど。



それを探すことが人生の目的ではないと思うんだ。



答えはたぶん、もっと単純。



だって、後悔なんて、ただ生きているだけで

増えていくんだ。



後悔だって、愛おしまなきゃ。
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