Aug1
夏なんです
2007年8月01日 ねっくん
関東甲信越で梅雨が明けたそうだ。

ガードレールに腰掛けてコカコーラを飲む「夏」ってやつがやってきた。

目覚めが悪い。

体が汗ばんでいるのか、密性が高いという口実を元に湿気もまた高いことを正当化している部屋に問題があるのか。

どうにも目がグルグルする感じ。

ロフトの低い天井を眺めると、どうしてだか小学生の頃のラジオ体操を思い出した。
その会場と道路は細めの川に阻まれており、そこにボロい丸太が2,3本束ねたモノが敷いてあって、その材木がもう何年も前からあるようで若干腐敗している為、渡ることさえ少々怖いのだが、それを横目にエイッとジャンプしていたのを思い出した。
友達が見事に落下してワンワン泣いている顔も思い出した。

青いナイロン生地の水着袋を学校帰りにブンブン振り回して、手からスポッと抜けて、でかいドブ川にスルーしてポチョンしてプカプカ浮かばせてユラユラ流れたのを思い出した。

そのドブ川は汚いということを理由として子供達の間では「底なし」だと噂されていたのを思い出した。

ちなみに今は幅半分ほど埋め立てられている。

川で思い出したのだが、家から10分ほど自転車を漕ぐと、より一層汚濁された川があるのであるが、そこはあまりにも汚いが故に、姉ちゃんの語る「川沿いのどこかに妖怪ポストがある」というあられもない大ボラを信じていた。

その川は未だ汚いので、次に帰郷した際には、せっかくだから近所のガキを騙してやろうと思った。


ブピピピピピピピピ!!!!!

っと

突然、携帯電話のアラームが鳴ったわけで

現実に戻されたわけで

俺はやっぱりええ年こいた大人なわけで

急いで支度して家を出たのである。


電車に揺られながら

最近、映画だらなんだらで「どこかにあるユートピア」なんてよく聞くわけだが

それがガキの頃の夏なんだな、と耽ったわけです。

決して「イン インディア」ではないのだけれど。

それでも夏なんだな と浸ったわけです。

きっと偉い神様は

「そうです。夏なんです」

と言うでしょう。

そうして見事に仕事場に到着したわけです。

なんて話、

はっぴぃえんど ですね。

今日の日記はすごくいいオチだと思うんですね。

それも含めて

はっぴぃえんど ですね。


ぶちFin.(広島弁)
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