関根　誠

今度発売するニンテンドーＤＳのゲームソフト

「すばらしきこのせかい」

スクエアエニックスの意欲作であります。

そしてそのプロモーション映像が延々とレジカウンター内で奔流されている。

主題歌もＢＧＭもかなりイイ。

「あなたのキスを数えましょう」みたいなテイストの曲にセリフが重なると、イチイチ感動する。

プロモは約３分のエンドレスローテーョン。

渋谷を舞台に何かしらの事件に巻き込まれる内気な少年の成長ストーリーである。

「おい！どこの回し者だよ」

と、お思いでしょう。

問題はここからであります。

ヘッドホンを常に首から下げている、その主人公の名前が

「ネク」

と言います。

他の登場キャラクターから３分間で何度も「ネククン」と
呼ばれておる。

「ＮＥＫＵＫＵＮ」

それは、もはや

「ＮＥＫＫＵＮ」

であり。

言語の発音上

「ＮＥＫＫＥＮ」及び「ＮＥＫＫＮ」

と同じなのである。

一日中、俺はＴＶに「ねっくん」「ねっくん」と呼ばれ続けている。

頭がおかしくなりそうだ。

そしてプロモの締めで「ねっくん」が呟く。

「初めて心を開けた友達だと思ったのに・・・。

　俺を殺したのはお前だったんだな・・。」


ぎゃんッ！！

俺っチもう死んでるの？？？


自分を殺した奴を探すシナリオらしい。

そうすれば渋谷が守れるらしい。


中学生くらいのクソガキが「面白い」とか「お洒落」だとかいいそうな青クサイ内容。

『ガンツ』の臭いがするが、そこまで面白くはなさそう・・。

そんな中で、死んでる俺。

３分に一回、死を確認され続ける俺。

エンドレスで裏切られてる俺。


さっさと発売して次のプロモに変えたいよ

もっかい言っとこう。


ぎゃんッ！！