Yuko

高校生のとき、父方の祖父が他界した後
私は事あるごとに彼を身近に感じてきました。

長い間食事はもちろんの事、話す事もできなくなった寝たきりの生前の頃よりも、ずっとずっと身近に思えるのだからとっても不思議です。

迷ったときも、苦しいときも、
よくおじいちゃんに話かけてきましたし、
本当に大変なときはいつも助けてもらってきたように感じます。

母方のおじいちゃんが危篤になり最後に会ったのも結局なぜだか私で、完全なおじいちゃんっ子。

もちろんおばあちゃんも大好きですが！
そしておばあちゃんは二人とも超元気！
（女は強い？）

突然ですが、
人は死んだら何になると思います？

これは、見方、考え方、捉え方、信じ方、いろいろあると思います。
死んだときの事なんて特に興味ないという方もいらっしゃるでしょう。

答えなんて誰にもわからないし答えなんてないのかもしれない。
その人が思うように、それぞれなるのかもしれない。
死んだ後のシステムはわからない分、可能性は無限。。。

私は、ものすごく勝手な考えだとわかっているけれど、亡くなった後おじいちゃんは私の一部になった気がするのです。

そうとしか考えられないくらい、そんな感覚があるのです。

だから、死ぬときに大好きな人がひとりも見当たらないような生き方をしないようにしたいと思うのです。
誰かの一部になる事って、
あんまり好きじゃない人だったら、かなり苦痛ですもの。。

息を引き取るその瞬間まで、
自分をあきらめないで、何かに向かっていけて、
結果なんてさておいて、こうなりたい！これがしたい！
っていう気持ちを自由に持ち続けられたらなと
今の私ならそう思います。

私はやって後悔した事はたくさんあるけれど、
やらないで後悔した事はないと思って生きてきました。

「おじいちゃん、ちゃんとお医者さんの話きいて、
早く元気になって、一緒にお散歩行こうね。」
どうしてもう少し早くこの言葉がでて来なかったんだろうと思うと悔しいです。

叶うかどうかわからなくても目標があれば、
私もおじいちゃんも何か違ったかなと思ってしまうから。