Aug16
引け目の無い心にこそ力は宿る
2010年8月16日 SAGA
オレが二十歳くらいの頃かな、ベトナム戦争を題材にした映画が数多く作られた時期があった。
「プラトーン」を始め次から次に公開され、ほとんどブーム化。“反戦”というテーマは薄れて、“売れりゃいい”といういかにもU.S.A.的ショービジネス根性丸出しになっていき、オレの生来のヘソ曲がりが加勢して当時はほとんど観なかった。
仮に観たとしても、イキガル事しか出来ない二十歳そこそこのハナタレごときでは、その映画のメッセージを受け止め理解する事は不可能だったろうよ。


で、時は流れ現在のオレでこのテの映画を観た。

8月という事でCSでは戦争映画特集。元々は戦争映画特集が目的じゃなかった。そんじゃ何が?って言われりゃ、それはやはり8月という事で組まれたホラー映画特集で、その中のゾンビ映画が始まるまでの云わば時間潰しで何となく観た。その映画が


「カジュアリティーズ / Casualties of War」


この作品の事は当時から知っていたけど、さっきも言った様に、ブームで世の流れ→オレのヘソはまた曲がる だったし、主演はバック トゥ ー ザ フューチャーでお馴染みのマイケル・J・フォックス→オレのヘソはさらに曲がる で全く興味が無かった。

でも今日観ての感想は、面白かった。戦争映画の感想で“面白かった”なんて軽薄andチャラ臭いだろうけど、それも全部コミコミで言う。面白かった。

ハードな内容で娯楽性は無い映画。日本で未成年の餓鬼どもが数年前に起こした事件と酷似した、実話に基づく反戦映画。

興味を持ったら一度観てもらいてえ
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