Nov29
池袋現実少年
2007年11月29日 はやと
埼京線がたんごとん電車の中で
優等生らしき小学生男子二人組に遭遇しました。

「お前は金持ってるからいいよなー、別荘とかあるんでしょ。」

「うん、でも別荘はなくなっちゃったんだ、親が●●●●。」

「そかー、お前のところも結構大変だなぁ。あー、金を稼げる仕事したいなぁ。」

「僕、お父さんみたいな医者か、考古学者になりたいんだ。」

「街医者は売れないとやってけないって言うよ、
大学病院の医者とかのほうが稼げるかもな。」

「そうかぁ、考古学は、好きなんだ、
インダス文明、揚子江文明、メソポタミア文明、、、、」

「うぜー!もういいよ、あ、もう新大久保だ、はえー。」

「おまえ小遣いもらってないのかよー。
おれんとこ、無くなる度に1000円もらえるんだぜー。」

なんていうか、なんていうかさ。

ぽこぺんキレそうでした、子供にキレそうでした。

夢が無いなぁって、現実見てるけど、小学生でそんな話したことなかったなぁって。

でも、オトナだったのでキレませんでした、
でも、ほんとうにオトナだったらキレてよかったのかもしれません。

そんな現実少年を見てて、
ぼく、まだ子供いらないやーって思いました。

いや、良い意味でね。

反面小学生教師です。(いみわからん

今、たいへんなこともたくさんあるだろうけど
いっぱいいっぱい夢見て、たくさん夢見て
しあわせたくさん感じてから、子供がほしーです。
しあわせ遺伝子が子供に繋がってほしいって思うんだ。

今日すれちがった小学生は、とっても悲しい親に育てられたんだなぁって思った。

僕の親が、別荘もってなくてよかったな。
僕の親が、医者じゃなくてよかったな。

僕の親は、いつも歌を歌っていたし。
僕の親は、仕事ひっしにがんばってるし。

あの子たちに響く歌なんて、あるんだろうかって、すごく悲しい木曜日。
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