ゆみこ

今日の夕方、ケータイでクッチーと通話しながら自転車に乗っちょった。んで車道から歩道に移ろうとした瞬間、タイヤがスリップし、なんとか体勢を整えようとフニャフニャしよったら縁石に激突してしまい、そのまま自転車こど前転宙返り。後頭部から地面に叩きつけられた。死ぬかと思った。しかしなんたる事か、回転しているまさにその瞬間、僕は「ケータイだけは！ケータイだけはー！」って心の中で叫びよったがよ。地面に叩きつけられた時、左手にはしっかりケータイが握られちょった。

これはどうゆうことやろう。少し考えた。
確かにあの時、僕は本気で「これはやばい…」そう思った。が、我が身かまわずケータイを守ろうとした。例えば、これが他の物だったらどうだったろう。ぱっと思い付く範囲の境界線スレスレの物で考え、整理してみた。

サイフ→守らない

ギター→守らない

ビリー→守らない

エロDVD→守らない

コンタクト(僕の度数は-16度)→たぶん守らない

友達との約束→たぶん守らない

日本国憲法第九条→たぶん守らない

エロDVD(OL痴女もの)→守りたい

恋人との約束→守りたい

国分寺駅北口ピンクサロン店『フェラーリ』のヒナちゃんとの約束→守りたい

ワンピース17巻→たぶん守る

ケータイ→たぶん守る

十二指腸→守る

さっきすれ違ったかわいい女の子→守る

以上。つまり、僕にとってケータイってもんは“国分寺駅北口ピンクサロン店『フェラーリ』のヒナちゃんとの約束”以上、“十二指腸”以下の存在ってことが分かった。これ読みゆう君も一度やってみるといい。なかなか分かり易くていい。

理解できん人もおるかもしれんけど、僕にとってケータイってすごく大切なもんながよ。そりゃ直接会って話したり抱きしめたり、それに越したもんはないよ。心と心の確かなもんがあれば何にも敵わんとも思う。でもね今日だって僕は寂しい。たぶん明日だって。きゃんきゃん！
んなもんで少しだけ、安心させてよ。僕はたぶんケータイを守る。

パケ割代表、成田どんぐり