Mar13
ばあちゃんの玉っころ
2008年3月13日 成田どんぐり
どうやら近頃、引っ越しブームらしい。
ガッツは先月、クッチーは今週引っ越しをした。ビリーも来月あたりに予定しちゅうみたい。おいマジかよ。なんか流れ的にオレも引っ越しせな空気読めてないみたいな感じになっちゅうやん。やだなぁ。

でも昨日、引っ越してもいいかななんて思うことがあった。
昨日、友達の女の子(おそらく向こうはオレのことを恋人やと思うちゅう。)がミクシーの日記で犬の貰い手を探しよったがよ。彼女の知り合いから彼女にメールがきて、「知り合いのペットショップが潰れてしまうから犬(複種類。全部で20匹くらい。)の貰い手はいないか?貰い手が見つからなかった場合はやむ無く処分されてしまう。」とゆうような内容やったみたい。

………。

想像してみた。もちろんオレが貰うのは柴犬の大五郎(=仮名)。ご飯食べるのも寝るのも、いつでも大五郎と一緒。ライブにだって連れてくよ。手綱を引きながら唄ったらどんなにか楽しいんだろうなぁ…。
とりあえす詳細を聞こうと彼女に電話をした。すると、既に全匹の貰い手が見つかったみたい。

悔しかったけど、処分されんかったし良かったなと。でもね、どうやらそれはチェーンメールではないかとゆう話。
もし本当にこれがチェーンメールだとしたら、オレはそいつを許さない。たぶん、そいつだってきっと独りぼっちでかわいそうな奴なんだろう。だからこそオレがボコボコにしてやるよ。このご時世に堂々と暴力でボコボコにしてやるよ。

なんでよりによって彼女みたいな心の綺麗な子(頭は悪い)に届くがやろう。感情剥き出しで日記書いちょったよ。
送るなら心の汚れきったオレらコスモス、もしくは「ボランティア活動や募金活動なんて利己主義の自己満人間がやることだ。バカらし。」と、“いやそんな事わざわざ言わんでもみんな、むしろ活動しゆう人だって解っちゅう…”ってツッコミ入れたくなる様なカッチョキメキメなセリフを吐くナルシスト共のとこに届きゃ良かったのに。なんとかの法則ってやつかにゃ。久々にこんなに気分が悪くなったよ。

まぁいいや。

ところでここ何日かね、毎日行く場所があるがよ。それは、とある駅前に住みゆうホームレスのばあちゃんとこ。滞在時間は短いけど、毎日行って話をしゆう。すっげーやさしい顔で笑うがよ。
初めて見たのは一週間くらい前かな。ばあちゃんは編み物を作ってそれを売って生活しゆう。世界には偉人がたくさんおるけど、年寄りはもうそれだけで十分に偉人やと思う。だってこれ読みゆう君、いま何歳?まぁ20歳とかそこらやろ。それでもけっこう辛かったよにゃ?今だって辛い事たくさんあるよにゃ?
年寄りは君のそれの4倍は(いや4倍どころじゃないな)辛い経験の中をぶち生きてきたがよ。オレはエジソンよりベートーベンよりも、そこらを歩きゆう死にかけた年寄りを尊敬する。そのホームレスのばあちゃんだってその一人だ。

今日、ばあちゃんが編んだ玉っころのキーホルダーを買った。御守りにする。これで大丈夫だ。ばあちゃんパワーだ。
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