これくらいの時期は別に嫌いじゃない。特に今日みたく晴れた日は。
デートがしたくなるよ。どこでもいいから人がたくさんいる場所を、聞かれた事だけ答えなから歩き回りたい。
今、吉祥寺。六本木に向かう電車の中。六本木なんて何年ぶりやろう。緊張するなぁ。
地方から出てきた人間にとって六本木や銀座ってのはやはり特別な存在であってほしい。オレなんかが足を踏み入れた瞬間、六本木特別風紀警ら隊みたいの(全員アシンメトリー)がすっとんできて「ナメてんじゃねーぞ、この野郎!1940年、東京オリンピックだー!」とか言いながら「ひーっ。ごめんなさい、ごめんなさい。」と怯えきるオレを足蹴にしつつ唾を吐きかける。そんな特別な存在であってほしいわけよ。
それがどうだ、実際のこの怠慢っぷりは。ケータイ片手に鼻クソほじりながらのこのオレでさえ簡単に踏み入れてしまえるじゃないか。六本草に改名しろ。
最後にすべったけれど別に気にしない。
今、新宿。大江戸線に乗り込んだ。対面、右に座っている30歳代だろう男の人が、僕の右隣の女性に向け、なにやら熱弁している。迷惑な人達だなぁと右隣の女性に目をやると、その人はイヤホンで音楽を聞きながら眠っていた。
男は空間に向かって熱弁をしていた。しっかりとした面持ち、言葉調子も確かなものでなかなか的を得ている。なのに。彼の華奢な肩には一体どんな事が乗っけられていたんだろう。言葉が欲しい。僕にはもっとたくさんの言葉が必要だ。
ところで、君の大切なモノを大切にできないその人は、君にとって本当に大切な人なんだろうか。もちろん肯定する事が大切にしてるって事じゃなくて。“否定イコール大切にしてない”じゃないしね。僕の大切な人達は僕の大切なモノまで大切にしてくれるぜよ。
お、六本木もう着きやがった。意外に早く着けてしまうとこもまた気に入らない。
…やっぱそれでも緊張してきた。
デートがしたくなるよ。どこでもいいから人がたくさんいる場所を、聞かれた事だけ答えなから歩き回りたい。
今、吉祥寺。六本木に向かう電車の中。六本木なんて何年ぶりやろう。緊張するなぁ。
地方から出てきた人間にとって六本木や銀座ってのはやはり特別な存在であってほしい。オレなんかが足を踏み入れた瞬間、六本木特別風紀警ら隊みたいの(全員アシンメトリー)がすっとんできて「ナメてんじゃねーぞ、この野郎!1940年、東京オリンピックだー!」とか言いながら「ひーっ。ごめんなさい、ごめんなさい。」と怯えきるオレを足蹴にしつつ唾を吐きかける。そんな特別な存在であってほしいわけよ。
それがどうだ、実際のこの怠慢っぷりは。ケータイ片手に鼻クソほじりながらのこのオレでさえ簡単に踏み入れてしまえるじゃないか。六本草に改名しろ。
最後にすべったけれど別に気にしない。
今、新宿。大江戸線に乗り込んだ。対面、右に座っている30歳代だろう男の人が、僕の右隣の女性に向け、なにやら熱弁している。迷惑な人達だなぁと右隣の女性に目をやると、その人はイヤホンで音楽を聞きながら眠っていた。
男は空間に向かって熱弁をしていた。しっかりとした面持ち、言葉調子も確かなものでなかなか的を得ている。なのに。彼の華奢な肩には一体どんな事が乗っけられていたんだろう。言葉が欲しい。僕にはもっとたくさんの言葉が必要だ。
ところで、君の大切なモノを大切にできないその人は、君にとって本当に大切な人なんだろうか。もちろん肯定する事が大切にしてるって事じゃなくて。“否定イコール大切にしてない”じゃないしね。僕の大切な人達は僕の大切なモノまで大切にしてくれるぜよ。
お、六本木もう着きやがった。意外に早く着けてしまうとこもまた気に入らない。
…やっぱそれでも緊張してきた。
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