Jul27
ポエム「クリーミーなアイツ」
2007年7月27日 義宗
カニクリームコロッケを食べよう

最初の一口
「サクッ」
衣は香ばしく揚がっている
まずまずの美味しさだ

次の一口
「サクッ トロッ」
なんてクリーミーな…
クリームだからクリーミー
当たり前のことだが、とても大事なこと。

次の一口
「サクッ トロッ」
相変わらずクリーミーなやつだぜ
もっともっと奥の方までクリーミーなのかい?

さらに次の一口も
「サクッ トロッ」
まったくどこまでもクリーミーなやつだぜ
本当にオマエのクリーミーさ加減には、まいっちまうよ

最後の一口
「サクッ トロッ」
あぁ恍惚…
一番奥までやっぱりクリーミーだったね
最後まで期待を裏切らないオマエが好きだ



でも何かがおかしい
何かが…



そうだ!! カニが入ってないじゃないか!怒
クリームのクリーミーさ加減に騙され、最後まで気付かなかったなんて・・・


俺は怒りを沈めるべく、違うことを考えようとした



ふと思い出したのがクリーミー・マミだった
昭和のアイドル、クリーミー・マミ

クリーミー・マミがもしも、カニクリーミー・マミだったらイヤだな

なんて考え、自分を無理矢理納得させてみた
そしてクリーミー・マミはどれだけクリーミーなのか想像してみた
きっと舌触りのなめらかなイイ女なんだろうな
ふわっとしてて、トロトロで
そう・・・ それはまさにカニクリームのような
あの頃、まだガキだった俺はそんなことには気付かなかったんだ
ごめんよマミ…



そうだね
やっぱり女はカニクリームコロッケみたい人がいいね
ガードはちょっとだけ固めで
だけど攻めればサクッと壊せて
いざ中に入ればトロッとしてて
奥の奥までトロトロで
そしてカニみたいにウマミがあれば最高なんだけど

カニさえあれば最高の夜になったはずなのに・・・




俺の妄想はとどまる事を知らない
この辺で止めとかないと大変な事に
現実に戻ろうと、カニクリームコロッケのパッケージを見てみた

『カニエキス0.2%』

だってさ



そのわずかなエキスに気付かなかった俺は鈍感なのか
せめてカニカマでも入れてくれれば良かったのに
カニカマ程度で俺なんか騙せるのに
フェイクだって良かったのに
その感触さえあれば


最近はカニカマを上手に使う女が多くて、まいっちまうぜ・・・・・・
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