英語のライティング勉強兼ねてかいたやつ。
またくだらないひとりごとですが、
翻訳してみます。
まさに「中二病」といえるような
青臭い文章が全開ですが、
英語で書くとそれっぽく聞こえる、
でも、日本語でも書いておかないと、嘘だと思うので、いちおう。
恥をしのんでアップ。
http://blog.imaritones.net/2011/08/artist-policy-of-imari-tones.html
「Imari Tonesのアーティストポリシー(方針)」
ハロー!
日本のクリスチャンロックバンド、Imari TonesのTakです。
夏休みはもうすぐ終わります。その前に、もうひとつのお話をここに書いておきたい。
今年、先だって、レディ・ガガが日本に来ました。彼女は日本のいろんなテレビ番組に出演していた。普段は僕はテレビはあまり見ないのだけれど、先日、僕の妹が、僕に録画したそれらのテレビ番組のいくつかを見せてくれた。
そして僕はひとつのことを理解した。レディ・ガガは、この21世紀において、ポップスターの意味を再定義した。彼女はポップスターを再発明したのだ。違うかい?
実のところ、願わくば、僕たちも「ロックミュージシャン」の意味を再定義しようとしているのだ。(もちろん、レディ・ガガほどにはうまくやっていないけれど)
たぶん僕らはあまりうまくはやっていないかもしれない。長い時間をかけても、僕らはレディ・ガガほどにはビッグではないから。でも、僕らがロックミュージシャンの意味を「再発明」しようとしてきたのは事実だ。
だから今日は、Imari Tonesのポリシーについて話をしようと思う。
またしても、これは君たちにとっては退屈な話かもしれない。でも、これらのポリシーは、僕たちにとっては、とても重要なことなんだ。だからそれをシェアさせてほしい。僕らが、なぜこれをやっているのか、わかってもらえるように。なぜ、僕らが、こういうやり方をしているのか。日本のインディペンデントなロックバンドのポリシーを。
『すべては優先順位』(プライオリティ)
まず最初に、理解してほしい。それはすべて、優先順位と、選択だということを。
僕たちのようなインディペンデントバンドにとっては、資源はいつだって限られている。時間、お金、お金、時間、予算、そしてお金だ。
だから、「優先順位」について考える必要がある。
あるバンドは、ゴージャスなショウをやることに焦点を当て、
あるバンドは、完璧なレコードを作ることに重点を置き、
あるバンドは、インターネットで注目を集めることに重点を置く。
優先順位、何に集中するか、というのは、どんなバンドにとっても重要な議題だ。
しかし言わせてほしい。僕らは、これまでの旅路の中で、たくさんの仲間たちのバンドを見てきた。彼らの多くは、解散し、去っていった。ロックバンドをやるというのは、簡単ではない。でも僕たちは、何年も生き残り、インディペンデントに音楽を作り続けている。その理由はこれなのだ。優先順位と、ポリシー、方針だ。
資源(リソース)はいつだって限られている。誰もすべてを完璧にはできない(君が、U2かレディオヘッドでもない限りは)。
だからこれが、君たちに理解してほしいと思っている僕たちの方針だ。
『クリエイティヴィティ・ファースト』(創造性)
おそらくは、これが僕らの、いちばんの優先事項だ。
いつも言っているように、僕は音楽ビジネスを信じたことはない。
もし君が僕たちのウェブサイトを見れば、僕たちのカタログの中には、とてもたくさんの曲が、アルバムが、あることに気づくだろう。その理由は、僕たちがクリエイティヴィティ(創造性)にいちばんの優先順位を置いてきたからだ。
もし僕らがメジャーレーベルと契約した大きなバンドだったとしたら、おそらくこれほどたくさんの曲は、レコードは、作れなかっただろう。たぶん僕たちは選択をしたのだと思う。大きな会社と契約をするのではなく、インディペンデントになるべくたくさんの作品を作るという選択を。いつ、その選択をしたのか?たぶん、始める前にしたのだ。おそらくは、生まれる前にしたのだ。おかしく聞こえるかもしれないが、僕は、人生のたいていの重要な選択というのは、生まれる前にしてしまっているのだと信じている。
君たちも知っているように、きょうび、有名なメジャーなバンドたちは、数年に一枚しかレコードを作らない。それはたぶん、音楽業界のビジネス的な理由によるものだろう。
その一方で、いくつかのインディーバンドも、一枚レコードを作ると、その後何年も次のレコードを作らなかったりする。
そこにはいつだって予算的な理由がある。日本では、僕らのようなインディーバンドは、そんなに頻繁にレコードを作らない。フルアルバムはあまり作らない。通常は、たとえば、2,3曲とか、あるいは4,5曲とかだ。それは、少なくとも日本では、レコーディングにはたくさんのお金がかかるからだ。では、他のバンドがそうやって1年に2曲しか録音をしない中、僕らはどうやって、こんなにたくさんの曲を録音しているのか?
それは簡単なことだ。僕らは、自分たちでレコードを作ることを学んだんだ。録音の仕方、EQの仕方、コンプレッサーやリヴァーブの使い方を。そして、いちばん大事なことに、僕たちは自分たちのサウンドの方針を持っている。ラップトップコンピューターと音楽のソフトを使い、僕たちは自分たちのサウンドの十分な世話ができるのだ。
たぶん僕らのサウンドは、ProToolsとデジタル編集によって完璧にされる現代の商業的なサウンドとは違うかもしれない。(僕らもコンピュータを使うが、しかし僕たちはとても古い方法で録音をしている。僕たちは編集は得意ではないのだ。)僕たちは1970年代や、1980年代初期のサウンドがすきで、そのようなレコードを作りたいと思っている。完璧ではなくても、手作りで、あたたかい、人間のサウンドだ。それが好きでないという人もいるかもしれないが、それが僕たちの選択なのだ。
社会的な理由、外部的な理由でレコードを作るアーティストもいる。彼らは、もし誰にも聞いてもらえないのであれば、レコードを作らない。彼らは、ビジネスの準備ができていないのなら、レコードを作らない。彼らは市場調査をして、それに基づいて音楽を作る。それはそれでもちろんオーケーだ。それが、この現実世界でのビジネスのやり方というものなのだから。
しかしながら、僕たちはまた違う計画を持っている。
僕は、とてもたくさんの曲を書くタイプの音楽家だ。僕は、自分の内なるアーティストに忠実でいたい。彼になるべくたくさんのチャンスを与えてあげたい。神様は人生の中で、僕にたくさんの曲を与えてくれる。どうしてそれらの曲を放っておけるだろうか。僕はたとえ誰も聞いてくれなかったとしても、音楽を作りたい。僕らは、単純に自分たちが作りたいから、レコードを作るのだ。僕は有名になる前に、芸術家でありたい。芸術家として生き、芸術家として死ぬことができれば、それでゴールは達成だ。その他のものは何も無い。
それが、僕たちが、その他すべてのものを犠牲にして、音楽を作っている理由だ。
『僕たちのタイムプラン』
オーケー、僕たちの創造性についてのポリシーを話したから、次にこれを話そう。そうなんだ、僕たちのタイムプラン、時間の計画は、他のバンドのタイムプランとは大きく違っている。
ロックスターになるためには、何が必要だろう。
おそらく、とてもたくさんのものが必要になるに違いない。
まず、当然ながら、音楽的な才能に恵まれていなければいけない。
良いバンドのメンバーに恵まれなければいけない。あるいは、たまたま音楽の才能のある友人を持っている必要がある。ふさわしいバンドを見つけるのは、とても難しいのだ。
ルックスが良くなければいけない。少なくとも、なんらかの意味合いで。(もちろん、その理由はわかるだろう?)
正しい場所にいなければいけない。もし、君が、アフリカのどこかのジャングルに住んでいたとしたら、ロックスターになるチャンスは、それほど多くはないだろう。もし君が、ロサンゼルスとか、ニューヨークに住んでいれば、おそらくより良いチャンスがあるはずだ。
正しい時間に居なければいけない。もし君が、何十年も前の音楽スタイルを演奏していたとしたら、成功するチャンスはとても少ないだろう。成功するためには、「カッティングエッジ」、最先端でなければいけないのだ。
ロックスターになるためには、若くなければいけない。若くしてはじめる必要がある。もし君が、5歳で演奏を始めて、最初のバンドを10歳のときに結成したとしたら、おそらく他の人よりも多くのチャンスがあるだろう。
成功するためには、ミュージシャンであるだけでなく、優秀なビジネスパーソン、コミュニケーター、あるいは必要な役回りを演じる俳優、である必要がある
成功するためには、家族からのサポート、そして友人からのサポートが必要だ。そして誰もが、こういったサポートを得られるわけではない。
てっとりばやく言えば、ロックスターになるには、とても幸運である必要がある。
どれだけの人が、ミュージシャンになろうとして、
そのうちのどれだけが、実際に成功しているだろうか?
僕は、こうしたものを持っていないことを、最初からわかっていた。
そしてまた、音楽産業全体が衰退して、小さくなっていくことがわかっていた。たぶんロックミュージックは、とっくに死んでしまっているのだ。
そこで、僕は、スタート地点で、ロックスターになるという希望を放棄してしまった。
そのかわりに、僕は別の計画を考えた。
それは、タイムライン、時間の流れに関することだ。
ここに、典型的な(夢のような)ロックスターのタイムラインを示そう。
18歳、素晴らしいロックバンドを始める
22歳、大きなレコード会社と契約する
24歳、アルバムがゴールドレコードになる
27歳、美しい女優と結婚する
30歳、バンドを脱退してソロ活動を始める
34歳、ドラッグの過剰摂取か何かで死去する
(オーケー、冗談だって)
うん、とても簡単に見えるし、とても迅速だ。
でも、僕はこのロックスターのタイムラインは、自分には決して当てはまらないとわかっていた。
だから僕は違うタイムラインを生きることにした。
それはロックスターのタイムラインじゃない。
それは、どちらかというと、小説家、画家、彫刻家たちのタイムラインだ。
考えてみよう。
もし、君がロックスターで、40歳だったら、人々は、君が歳をとっていると言うだろう。
しかし、もし君が画家で、40歳だったら、多くの場合、人々は君が若いというだろう。
ここには大きな違いがある。
音楽業界は変化している。ロックスターたちは、もはや早死にしたりしない。
ロックミュージックはもはや新しいものではなく、それはだんだんと伝統的なアートになりつつある。
だからおそらくロックミュージシャンが「画家のタイムライン」を生きることを始めることができる時かもしれない。
10年早ければ、それは不可能だった。なぜなら、自分の音楽をレコーディングするということは、誰でもできることではなかったから。(僕は、これを2000年前後に始めた。)しかし現代では、コンピューターとデジタルレコーディングによって、僕らは、カンバスに絵を描くように、自分たちの音楽を作ることができる。
だから僕たちは、「画家のタイムライン」を生きようとした。
おそらくは、僕たちは、それができる最初の世代なのだ。
過去には、この画家のタイムラインを生きたロックミュージシャンは居ない。なぜならそれは単純に不可能なことだったから。
それは新しいことだ。今まで、生涯インディペンデントに音楽を作り続けたロックミュージシャンは存在しないのだ。僕たちの世代が、それをやる最初だ。
もちろん時間はかかる。しかし、それをやり遂げたとき、僕たちは「ロックミュージシャン」の定義を変えることになる。そして、願わくば、ロックミュージックは、絵画や、小説のように、本当のアートの形になる。
この「画家のタイムライン」は、僕たちにとってとても魅力的に見えた。
何十年か前には、音楽を作り続けるには有名でなければならなかった。
しかし、今は有名である必要はない。
歴史から学ぶに、僕たちは、名声は害になりうることを知っている。一度その電車に乗れば、もう降りるすべは無い。君は自由を失い、普通の人間としての生活も失う。
しかしこの「画家のタイムライン」では、君は好きなだけ普通の人間の生活を楽しむことができる。
そしたら、有名にならずに、作りたい音楽を作るほうがよくはないだろうか。
急ぐ必要はないのだ。
君は、君の名声を、10年でも、30年でも、あるいは死んだ後にでも、先延ばしにすることができる。
あるいは永遠に有名にはならないかもしれないが、誰が気にする?
芸術のいちばん大事な目的とは、周囲にいる人々の人生に触れることだ。
名声がなくとも、これができるアーティストを、僕は何人も知っている。
だからこれが理由だ。
これが、僕らが、このクレイジーな事を、僕ら自身のタイムプランで行っている理由だ。
人によっては、遅すぎるという人もいるだろう。
でも、僕らのプランの中では、それはいつでも、「時間どおり」なのだ。
『ヒューマンライフ・ファースト』(人生)
僕たちのタイムプランを見てもらったところで、僕は言いたい、僕たちにとって、誠実な人間としての生活を持つことはとても重要だ。結局のところ、アートとは人生からくるものだ。音楽家のアートは、彼/彼女の実際の人生の反映だ。だから僕たちは、実際の人生をよりよくすることに重点を置く。
より良くする、というのは、経済的にということではない。僕たちは、実際の人生を、精神的に、感情的に良くしようと試みる。そして、より良い人間になろうとする。
家族と時間を過ごしたり、愛する人たちと時間をすごしたり、友人たちに親切であろうとしたり、そしていつも正しいことをしようと試みる。これらのことは、僕たちが自分たちの人生をより良くしたいからこそ、そうしようとしている。芸術家としては、僕たちは自分たちのアートを美しくしようとするのと同様に、自分たちの人生を美しくしなければならない。それが僕たちの信じる本当のアートだ。僕たちは、自分たちの信じるところを歌い、そして自分たちの信じるところを生きる。
僕たちは本当のアートを作りたい、それは、聞く人の人生をよりよくし、聞く人をハッピーにするものだ。たとえ音楽がよかったとしても、そこから学ぶものが何もなければ、そこに意味は無い。もし音楽がクールだったとしても、それが君の人生をより良くしないのであれば、意味はない。だから僕たちはポジティヴな音楽を演奏したい、健康的なメッセージを持ち、聞く人を幸せにするような。
たとえそれが流行遅れであっても、たとえあまりクールでなかったとしても、僕たちは心からの純粋な音楽を演奏したい。
だから、僕たちがなぜクリスチャンバンドになったのか、理由がわかると思う。
それは別に、なにか変わったことがしたかったからではない。
それは、僕たちが、自分たちの人生を、神の愛でより良くしたかったからだ。
神の愛があれば、より良いミュージシャンになれると知っていたからだ。
僕たちは今、より多くの愛をもって人生を生きているから、より多くの愛をもって音楽を鳴らすことができる。
それが理由だ。
だから僕は信じている、本当の成功とは、売ったCD/レコードの枚数によって量られるものではない。それは、どれだけ真実に人生を生きたか、それによってのみ量られるものだ。それが僕たちの信じる芸術だ。
結局のところ、それが僕がこのバンドを「Imari Tones」と名付けた理由だ。それは、個人的な愛についてのものだ。(もし君がこの名前の理由を知らなければ、僕たちのウェブサイトのヒストリーを読んでみてほしい)
これは、個人的な愛情を、より世界的なものに変えていくプロジェクトなのだ。
だから言わせてくれ。
もし僕たちが、ビジネスの成功と、個人的な人生のどちらかを選ぶとすれば、僕たちは個人的な人生を選ぶ。もちろん、これらふたつの間のバランスを取るのはいつだって難しいものだけれど・・・
『サステイナビリティ・ファースト』(持続性)
たった今言ったように、人生と音楽のバランスを取るのはいつだって難しい。
しかし、人生はいつだってバランスだ。遊ぶ、勉強する、働く、ビジネス、お金、そして愛。僕たちはそれらの良いバランスを取ろうと努める。
僕たちは、自分たちの目標を短期の成功には置いていない。
先ほど言ったように、僕たちは長期の計画を持っている。その長期の計画を実行するためには、僕たちは長い期間これを続けなければいけない。道はとても長いのだ。
いくつかのロックバンドは、その目標を、短期的な成功に置いている。そして、その目標に到達しなければ、彼らは解散し辞めてしまう。もちろん、ケースバイケースではあるが、僕は時々、それは音楽に対しての真剣な姿勢ではないように感じる。
長い時間続けること。
そう、言うことは簡単だ。
しかしながら、実際にそれを行うことは、それほど簡単ではない。
音楽に対しての本物の情熱が必要だ。
そして、本物の才能が必要になってくる。
そしてもちろん、神の助けが必要だ。
しかし、僕たちは、自分たちがそれができる数少ないアーティストの一人だと信じている。スピリットと、信念、信仰、そして音楽への愛を持って。
時々、僕たちは、目の前にあるチャンスを追わないかもしれない。それは、僕たちが、短期的な成功よりも、「持続性」を選ぶからだ。
それについて、不満を感じる人もいるかもしれない。けれど、それはすべて、バランスと、戦略に関することなのだと理解してほしい。
僕たちは、持続性を優先する。
それは、僕たちが、長い目で見て、いちばんたくさん楽しみたいからだ!
『アドベンチャー・ファースト』(冒険)
僕たちは、自分たちのゴールを、お金や成功には置かない。十分わかるだろう。
では、僕たちは、これらのクレイジーなことを、何のためにやっているのか。
それは、たぶん、おそらく、冒険のためだ。
子供時代の夢を覚えているだろうか。小さな子供の頃にもっていた夢を思い出してほしい。
ディズニーランドに行くことが好きだっただろうか。あるいは、今でもポケモンが好きだったりするだろうか。
すべての小さな男の子が欲しがるもの。それは、冒険だ。
インディペンデントなロックバンドで演奏するというのは、僕の意見では、人間がすることのできる、もっとも大きな冒険のひとつだ。
おそらくは、だから僕たちは、すべてのことを自分たちでインディペンデントにやっているのだろう。
レコードを作る、ツアーの計画を立てる、ギグをブッキングする、すべて自分たちでやっている。
僕たちにとっては、ひとつひとつのギグが、一回一回のツアーが、冒険なのだ。
それが、僕たちをハッピーにするものだ。(僕たちは、たぶんまだ子供なのだろう)
もし、君が本当に何かを欲しければ、神様はそれをくれるだろう。
もし、君が本当に祈るのなら、神様はそれをくれる。
だから、神様は僕たちに冒険を与えた、お金や名声の代わりに。
たぶんそれが、僕たちのした選択なのだ。そして、僕たちはハッピーだ。
『スピリチュアル・プレイヤー・ファースト』(霊的、精神的な祈り)
最後に、バンドのいちばん重要な秘密について伝えたい。
なぜ僕たちは、これらの大変なことに直面しながら、音楽を演奏しているのか。
楽しむためか?
そうだ。
愛のためか?
そうだ。
成功のためか?
長い目でみれば、そうだ。
しかしここに真実がある。
僕たちは、神様とコミュニケートするために、音楽を演奏しているのだ。
人によってはくだらないと言うかもしれないが、僕たちは、単純に音楽を演奏することによって、何かを変えられると信じている。
音楽を演奏するとき、僕はよく、神様の存在を感じる。宇宙のどこかから見ている神様の存在を。
僕は、神様が僕たちのすることすべてを見ていると信じている。そして、音楽や芸術は、神様とコミュニケートするための道具だ。だから人々は、教会でワーシップミュージック(賛美)を演奏するのだろう?
だから、僕たちが自分たちの音楽を美しくしようとするのは、神様を喜ばせるためなのだ。僕たちは、神様を喜ばせるために、自分たちの人生を美しくしようとする。僕たちの音楽は、神様への捧げものだ。そして僕たちの人生は、神様への捧げものだ。
僕たちは、人生とは、僕たちに見える以上のものであると信じている。僕たちは、この世界は、僕たちの目に見える以上のものであると信じている。僕たちは、ただの日本出身の無名のバンドに過ぎない。でも、僕たちは、神様のために自分たちの音楽を演奏することによって、何かを変えることができると、世界に貢献できると信じている。説明するのは難しいが、僕たちは自分たちの音楽を、世界のためはもちろん、自分たちの国である日本のために演奏している。それは、神様はすべてを見ているからだ。もし、僕たちが、音楽を通じて神様とコミュニケートできるのであれば、そしてもし僕らの音楽が、神様の耳に良いものであれば、神様は日本に対して、世界に対して、良いことをしてくれるかもしれない。そうすればこの世界はより良い場所になる。
たとえば、僕たちが東京でのローカルなギグで演奏するとき、僕たちはこのように考える。
これは日本での小さなローカルなギグに過ぎないかもしれない、でも、この一本のギグによって、僕たちは世界を救うことができるかもしれないのだ、もし神様が見ていてくれさえすれば。
人によっては、クレイジーだと言う人もいるだろう。わかっている。しかし、それが音楽家としての僕たちの考え方だ。
基本的に、僕たちは奇跡というものを信じている。僕たちは、神様のプランと、神様の導きを信じている。結局のところ、それが、僕たちがこれをやっている理由だ。
僕たちは音楽を信じている。
神様の祝福がありますように。
Tak "Tone" Nakamine / Imari Tones
22.August.2011
http://www.imaritones.net/
またくだらないひとりごとですが、
翻訳してみます。
まさに「中二病」といえるような
青臭い文章が全開ですが、
英語で書くとそれっぽく聞こえる、
でも、日本語でも書いておかないと、嘘だと思うので、いちおう。
恥をしのんでアップ。
http://blog.imaritones.net/2011/08/artist-policy-of-imari-tones.html
「Imari Tonesのアーティストポリシー(方針)」
ハロー!
日本のクリスチャンロックバンド、Imari TonesのTakです。
夏休みはもうすぐ終わります。その前に、もうひとつのお話をここに書いておきたい。
今年、先だって、レディ・ガガが日本に来ました。彼女は日本のいろんなテレビ番組に出演していた。普段は僕はテレビはあまり見ないのだけれど、先日、僕の妹が、僕に録画したそれらのテレビ番組のいくつかを見せてくれた。
そして僕はひとつのことを理解した。レディ・ガガは、この21世紀において、ポップスターの意味を再定義した。彼女はポップスターを再発明したのだ。違うかい?
実のところ、願わくば、僕たちも「ロックミュージシャン」の意味を再定義しようとしているのだ。(もちろん、レディ・ガガほどにはうまくやっていないけれど)
たぶん僕らはあまりうまくはやっていないかもしれない。長い時間をかけても、僕らはレディ・ガガほどにはビッグではないから。でも、僕らがロックミュージシャンの意味を「再発明」しようとしてきたのは事実だ。
だから今日は、Imari Tonesのポリシーについて話をしようと思う。
またしても、これは君たちにとっては退屈な話かもしれない。でも、これらのポリシーは、僕たちにとっては、とても重要なことなんだ。だからそれをシェアさせてほしい。僕らが、なぜこれをやっているのか、わかってもらえるように。なぜ、僕らが、こういうやり方をしているのか。日本のインディペンデントなロックバンドのポリシーを。
『すべては優先順位』(プライオリティ)
まず最初に、理解してほしい。それはすべて、優先順位と、選択だということを。
僕たちのようなインディペンデントバンドにとっては、資源はいつだって限られている。時間、お金、お金、時間、予算、そしてお金だ。
だから、「優先順位」について考える必要がある。
あるバンドは、ゴージャスなショウをやることに焦点を当て、
あるバンドは、完璧なレコードを作ることに重点を置き、
あるバンドは、インターネットで注目を集めることに重点を置く。
優先順位、何に集中するか、というのは、どんなバンドにとっても重要な議題だ。
しかし言わせてほしい。僕らは、これまでの旅路の中で、たくさんの仲間たちのバンドを見てきた。彼らの多くは、解散し、去っていった。ロックバンドをやるというのは、簡単ではない。でも僕たちは、何年も生き残り、インディペンデントに音楽を作り続けている。その理由はこれなのだ。優先順位と、ポリシー、方針だ。
資源(リソース)はいつだって限られている。誰もすべてを完璧にはできない(君が、U2かレディオヘッドでもない限りは)。
だからこれが、君たちに理解してほしいと思っている僕たちの方針だ。
『クリエイティヴィティ・ファースト』(創造性)
おそらくは、これが僕らの、いちばんの優先事項だ。
いつも言っているように、僕は音楽ビジネスを信じたことはない。
もし君が僕たちのウェブサイトを見れば、僕たちのカタログの中には、とてもたくさんの曲が、アルバムが、あることに気づくだろう。その理由は、僕たちがクリエイティヴィティ(創造性)にいちばんの優先順位を置いてきたからだ。
もし僕らがメジャーレーベルと契約した大きなバンドだったとしたら、おそらくこれほどたくさんの曲は、レコードは、作れなかっただろう。たぶん僕たちは選択をしたのだと思う。大きな会社と契約をするのではなく、インディペンデントになるべくたくさんの作品を作るという選択を。いつ、その選択をしたのか?たぶん、始める前にしたのだ。おそらくは、生まれる前にしたのだ。おかしく聞こえるかもしれないが、僕は、人生のたいていの重要な選択というのは、生まれる前にしてしまっているのだと信じている。
君たちも知っているように、きょうび、有名なメジャーなバンドたちは、数年に一枚しかレコードを作らない。それはたぶん、音楽業界のビジネス的な理由によるものだろう。
その一方で、いくつかのインディーバンドも、一枚レコードを作ると、その後何年も次のレコードを作らなかったりする。
そこにはいつだって予算的な理由がある。日本では、僕らのようなインディーバンドは、そんなに頻繁にレコードを作らない。フルアルバムはあまり作らない。通常は、たとえば、2,3曲とか、あるいは4,5曲とかだ。それは、少なくとも日本では、レコーディングにはたくさんのお金がかかるからだ。では、他のバンドがそうやって1年に2曲しか録音をしない中、僕らはどうやって、こんなにたくさんの曲を録音しているのか?
それは簡単なことだ。僕らは、自分たちでレコードを作ることを学んだんだ。録音の仕方、EQの仕方、コンプレッサーやリヴァーブの使い方を。そして、いちばん大事なことに、僕たちは自分たちのサウンドの方針を持っている。ラップトップコンピューターと音楽のソフトを使い、僕たちは自分たちのサウンドの十分な世話ができるのだ。
たぶん僕らのサウンドは、ProToolsとデジタル編集によって完璧にされる現代の商業的なサウンドとは違うかもしれない。(僕らもコンピュータを使うが、しかし僕たちはとても古い方法で録音をしている。僕たちは編集は得意ではないのだ。)僕たちは1970年代や、1980年代初期のサウンドがすきで、そのようなレコードを作りたいと思っている。完璧ではなくても、手作りで、あたたかい、人間のサウンドだ。それが好きでないという人もいるかもしれないが、それが僕たちの選択なのだ。
社会的な理由、外部的な理由でレコードを作るアーティストもいる。彼らは、もし誰にも聞いてもらえないのであれば、レコードを作らない。彼らは、ビジネスの準備ができていないのなら、レコードを作らない。彼らは市場調査をして、それに基づいて音楽を作る。それはそれでもちろんオーケーだ。それが、この現実世界でのビジネスのやり方というものなのだから。
しかしながら、僕たちはまた違う計画を持っている。
僕は、とてもたくさんの曲を書くタイプの音楽家だ。僕は、自分の内なるアーティストに忠実でいたい。彼になるべくたくさんのチャンスを与えてあげたい。神様は人生の中で、僕にたくさんの曲を与えてくれる。どうしてそれらの曲を放っておけるだろうか。僕はたとえ誰も聞いてくれなかったとしても、音楽を作りたい。僕らは、単純に自分たちが作りたいから、レコードを作るのだ。僕は有名になる前に、芸術家でありたい。芸術家として生き、芸術家として死ぬことができれば、それでゴールは達成だ。その他のものは何も無い。
それが、僕たちが、その他すべてのものを犠牲にして、音楽を作っている理由だ。
『僕たちのタイムプラン』
オーケー、僕たちの創造性についてのポリシーを話したから、次にこれを話そう。そうなんだ、僕たちのタイムプラン、時間の計画は、他のバンドのタイムプランとは大きく違っている。
ロックスターになるためには、何が必要だろう。
おそらく、とてもたくさんのものが必要になるに違いない。
まず、当然ながら、音楽的な才能に恵まれていなければいけない。
良いバンドのメンバーに恵まれなければいけない。あるいは、たまたま音楽の才能のある友人を持っている必要がある。ふさわしいバンドを見つけるのは、とても難しいのだ。
ルックスが良くなければいけない。少なくとも、なんらかの意味合いで。(もちろん、その理由はわかるだろう?)
正しい場所にいなければいけない。もし、君が、アフリカのどこかのジャングルに住んでいたとしたら、ロックスターになるチャンスは、それほど多くはないだろう。もし君が、ロサンゼルスとか、ニューヨークに住んでいれば、おそらくより良いチャンスがあるはずだ。
正しい時間に居なければいけない。もし君が、何十年も前の音楽スタイルを演奏していたとしたら、成功するチャンスはとても少ないだろう。成功するためには、「カッティングエッジ」、最先端でなければいけないのだ。
ロックスターになるためには、若くなければいけない。若くしてはじめる必要がある。もし君が、5歳で演奏を始めて、最初のバンドを10歳のときに結成したとしたら、おそらく他の人よりも多くのチャンスがあるだろう。
成功するためには、ミュージシャンであるだけでなく、優秀なビジネスパーソン、コミュニケーター、あるいは必要な役回りを演じる俳優、である必要がある
成功するためには、家族からのサポート、そして友人からのサポートが必要だ。そして誰もが、こういったサポートを得られるわけではない。
てっとりばやく言えば、ロックスターになるには、とても幸運である必要がある。
どれだけの人が、ミュージシャンになろうとして、
そのうちのどれだけが、実際に成功しているだろうか?
僕は、こうしたものを持っていないことを、最初からわかっていた。
そしてまた、音楽産業全体が衰退して、小さくなっていくことがわかっていた。たぶんロックミュージックは、とっくに死んでしまっているのだ。
そこで、僕は、スタート地点で、ロックスターになるという希望を放棄してしまった。
そのかわりに、僕は別の計画を考えた。
それは、タイムライン、時間の流れに関することだ。
ここに、典型的な(夢のような)ロックスターのタイムラインを示そう。
18歳、素晴らしいロックバンドを始める
22歳、大きなレコード会社と契約する
24歳、アルバムがゴールドレコードになる
27歳、美しい女優と結婚する
30歳、バンドを脱退してソロ活動を始める
34歳、ドラッグの過剰摂取か何かで死去する
(オーケー、冗談だって)
うん、とても簡単に見えるし、とても迅速だ。
でも、僕はこのロックスターのタイムラインは、自分には決して当てはまらないとわかっていた。
だから僕は違うタイムラインを生きることにした。
それはロックスターのタイムラインじゃない。
それは、どちらかというと、小説家、画家、彫刻家たちのタイムラインだ。
考えてみよう。
もし、君がロックスターで、40歳だったら、人々は、君が歳をとっていると言うだろう。
しかし、もし君が画家で、40歳だったら、多くの場合、人々は君が若いというだろう。
ここには大きな違いがある。
音楽業界は変化している。ロックスターたちは、もはや早死にしたりしない。
ロックミュージックはもはや新しいものではなく、それはだんだんと伝統的なアートになりつつある。
だからおそらくロックミュージシャンが「画家のタイムライン」を生きることを始めることができる時かもしれない。
10年早ければ、それは不可能だった。なぜなら、自分の音楽をレコーディングするということは、誰でもできることではなかったから。(僕は、これを2000年前後に始めた。)しかし現代では、コンピューターとデジタルレコーディングによって、僕らは、カンバスに絵を描くように、自分たちの音楽を作ることができる。
だから僕たちは、「画家のタイムライン」を生きようとした。
おそらくは、僕たちは、それができる最初の世代なのだ。
過去には、この画家のタイムラインを生きたロックミュージシャンは居ない。なぜならそれは単純に不可能なことだったから。
それは新しいことだ。今まで、生涯インディペンデントに音楽を作り続けたロックミュージシャンは存在しないのだ。僕たちの世代が、それをやる最初だ。
もちろん時間はかかる。しかし、それをやり遂げたとき、僕たちは「ロックミュージシャン」の定義を変えることになる。そして、願わくば、ロックミュージックは、絵画や、小説のように、本当のアートの形になる。
この「画家のタイムライン」は、僕たちにとってとても魅力的に見えた。
何十年か前には、音楽を作り続けるには有名でなければならなかった。
しかし、今は有名である必要はない。
歴史から学ぶに、僕たちは、名声は害になりうることを知っている。一度その電車に乗れば、もう降りるすべは無い。君は自由を失い、普通の人間としての生活も失う。
しかしこの「画家のタイムライン」では、君は好きなだけ普通の人間の生活を楽しむことができる。
そしたら、有名にならずに、作りたい音楽を作るほうがよくはないだろうか。
急ぐ必要はないのだ。
君は、君の名声を、10年でも、30年でも、あるいは死んだ後にでも、先延ばしにすることができる。
あるいは永遠に有名にはならないかもしれないが、誰が気にする?
芸術のいちばん大事な目的とは、周囲にいる人々の人生に触れることだ。
名声がなくとも、これができるアーティストを、僕は何人も知っている。
だからこれが理由だ。
これが、僕らが、このクレイジーな事を、僕ら自身のタイムプランで行っている理由だ。
人によっては、遅すぎるという人もいるだろう。
でも、僕らのプランの中では、それはいつでも、「時間どおり」なのだ。
『ヒューマンライフ・ファースト』(人生)
僕たちのタイムプランを見てもらったところで、僕は言いたい、僕たちにとって、誠実な人間としての生活を持つことはとても重要だ。結局のところ、アートとは人生からくるものだ。音楽家のアートは、彼/彼女の実際の人生の反映だ。だから僕たちは、実際の人生をよりよくすることに重点を置く。
より良くする、というのは、経済的にということではない。僕たちは、実際の人生を、精神的に、感情的に良くしようと試みる。そして、より良い人間になろうとする。
家族と時間を過ごしたり、愛する人たちと時間をすごしたり、友人たちに親切であろうとしたり、そしていつも正しいことをしようと試みる。これらのことは、僕たちが自分たちの人生をより良くしたいからこそ、そうしようとしている。芸術家としては、僕たちは自分たちのアートを美しくしようとするのと同様に、自分たちの人生を美しくしなければならない。それが僕たちの信じる本当のアートだ。僕たちは、自分たちの信じるところを歌い、そして自分たちの信じるところを生きる。
僕たちは本当のアートを作りたい、それは、聞く人の人生をよりよくし、聞く人をハッピーにするものだ。たとえ音楽がよかったとしても、そこから学ぶものが何もなければ、そこに意味は無い。もし音楽がクールだったとしても、それが君の人生をより良くしないのであれば、意味はない。だから僕たちはポジティヴな音楽を演奏したい、健康的なメッセージを持ち、聞く人を幸せにするような。
たとえそれが流行遅れであっても、たとえあまりクールでなかったとしても、僕たちは心からの純粋な音楽を演奏したい。
だから、僕たちがなぜクリスチャンバンドになったのか、理由がわかると思う。
それは別に、なにか変わったことがしたかったからではない。
それは、僕たちが、自分たちの人生を、神の愛でより良くしたかったからだ。
神の愛があれば、より良いミュージシャンになれると知っていたからだ。
僕たちは今、より多くの愛をもって人生を生きているから、より多くの愛をもって音楽を鳴らすことができる。
それが理由だ。
だから僕は信じている、本当の成功とは、売ったCD/レコードの枚数によって量られるものではない。それは、どれだけ真実に人生を生きたか、それによってのみ量られるものだ。それが僕たちの信じる芸術だ。
結局のところ、それが僕がこのバンドを「Imari Tones」と名付けた理由だ。それは、個人的な愛についてのものだ。(もし君がこの名前の理由を知らなければ、僕たちのウェブサイトのヒストリーを読んでみてほしい)
これは、個人的な愛情を、より世界的なものに変えていくプロジェクトなのだ。
だから言わせてくれ。
もし僕たちが、ビジネスの成功と、個人的な人生のどちらかを選ぶとすれば、僕たちは個人的な人生を選ぶ。もちろん、これらふたつの間のバランスを取るのはいつだって難しいものだけれど・・・
『サステイナビリティ・ファースト』(持続性)
たった今言ったように、人生と音楽のバランスを取るのはいつだって難しい。
しかし、人生はいつだってバランスだ。遊ぶ、勉強する、働く、ビジネス、お金、そして愛。僕たちはそれらの良いバランスを取ろうと努める。
僕たちは、自分たちの目標を短期の成功には置いていない。
先ほど言ったように、僕たちは長期の計画を持っている。その長期の計画を実行するためには、僕たちは長い期間これを続けなければいけない。道はとても長いのだ。
いくつかのロックバンドは、その目標を、短期的な成功に置いている。そして、その目標に到達しなければ、彼らは解散し辞めてしまう。もちろん、ケースバイケースではあるが、僕は時々、それは音楽に対しての真剣な姿勢ではないように感じる。
長い時間続けること。
そう、言うことは簡単だ。
しかしながら、実際にそれを行うことは、それほど簡単ではない。
音楽に対しての本物の情熱が必要だ。
そして、本物の才能が必要になってくる。
そしてもちろん、神の助けが必要だ。
しかし、僕たちは、自分たちがそれができる数少ないアーティストの一人だと信じている。スピリットと、信念、信仰、そして音楽への愛を持って。
時々、僕たちは、目の前にあるチャンスを追わないかもしれない。それは、僕たちが、短期的な成功よりも、「持続性」を選ぶからだ。
それについて、不満を感じる人もいるかもしれない。けれど、それはすべて、バランスと、戦略に関することなのだと理解してほしい。
僕たちは、持続性を優先する。
それは、僕たちが、長い目で見て、いちばんたくさん楽しみたいからだ!
『アドベンチャー・ファースト』(冒険)
僕たちは、自分たちのゴールを、お金や成功には置かない。十分わかるだろう。
では、僕たちは、これらのクレイジーなことを、何のためにやっているのか。
それは、たぶん、おそらく、冒険のためだ。
子供時代の夢を覚えているだろうか。小さな子供の頃にもっていた夢を思い出してほしい。
ディズニーランドに行くことが好きだっただろうか。あるいは、今でもポケモンが好きだったりするだろうか。
すべての小さな男の子が欲しがるもの。それは、冒険だ。
インディペンデントなロックバンドで演奏するというのは、僕の意見では、人間がすることのできる、もっとも大きな冒険のひとつだ。
おそらくは、だから僕たちは、すべてのことを自分たちでインディペンデントにやっているのだろう。
レコードを作る、ツアーの計画を立てる、ギグをブッキングする、すべて自分たちでやっている。
僕たちにとっては、ひとつひとつのギグが、一回一回のツアーが、冒険なのだ。
それが、僕たちをハッピーにするものだ。(僕たちは、たぶんまだ子供なのだろう)
もし、君が本当に何かを欲しければ、神様はそれをくれるだろう。
もし、君が本当に祈るのなら、神様はそれをくれる。
だから、神様は僕たちに冒険を与えた、お金や名声の代わりに。
たぶんそれが、僕たちのした選択なのだ。そして、僕たちはハッピーだ。
『スピリチュアル・プレイヤー・ファースト』(霊的、精神的な祈り)
最後に、バンドのいちばん重要な秘密について伝えたい。
なぜ僕たちは、これらの大変なことに直面しながら、音楽を演奏しているのか。
楽しむためか?
そうだ。
愛のためか?
そうだ。
成功のためか?
長い目でみれば、そうだ。
しかしここに真実がある。
僕たちは、神様とコミュニケートするために、音楽を演奏しているのだ。
人によってはくだらないと言うかもしれないが、僕たちは、単純に音楽を演奏することによって、何かを変えられると信じている。
音楽を演奏するとき、僕はよく、神様の存在を感じる。宇宙のどこかから見ている神様の存在を。
僕は、神様が僕たちのすることすべてを見ていると信じている。そして、音楽や芸術は、神様とコミュニケートするための道具だ。だから人々は、教会でワーシップミュージック(賛美)を演奏するのだろう?
だから、僕たちが自分たちの音楽を美しくしようとするのは、神様を喜ばせるためなのだ。僕たちは、神様を喜ばせるために、自分たちの人生を美しくしようとする。僕たちの音楽は、神様への捧げものだ。そして僕たちの人生は、神様への捧げものだ。
僕たちは、人生とは、僕たちに見える以上のものであると信じている。僕たちは、この世界は、僕たちの目に見える以上のものであると信じている。僕たちは、ただの日本出身の無名のバンドに過ぎない。でも、僕たちは、神様のために自分たちの音楽を演奏することによって、何かを変えることができると、世界に貢献できると信じている。説明するのは難しいが、僕たちは自分たちの音楽を、世界のためはもちろん、自分たちの国である日本のために演奏している。それは、神様はすべてを見ているからだ。もし、僕たちが、音楽を通じて神様とコミュニケートできるのであれば、そしてもし僕らの音楽が、神様の耳に良いものであれば、神様は日本に対して、世界に対して、良いことをしてくれるかもしれない。そうすればこの世界はより良い場所になる。
たとえば、僕たちが東京でのローカルなギグで演奏するとき、僕たちはこのように考える。
これは日本での小さなローカルなギグに過ぎないかもしれない、でも、この一本のギグによって、僕たちは世界を救うことができるかもしれないのだ、もし神様が見ていてくれさえすれば。
人によっては、クレイジーだと言う人もいるだろう。わかっている。しかし、それが音楽家としての僕たちの考え方だ。
基本的に、僕たちは奇跡というものを信じている。僕たちは、神様のプランと、神様の導きを信じている。結局のところ、それが、僕たちがこれをやっている理由だ。
僕たちは音楽を信じている。
神様の祝福がありますように。
Tak "Tone" Nakamine / Imari Tones
22.August.2011
http://www.imaritones.net/
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