グーミ

　　目を閉じれば浮かぶ情景に瞼を落とせない
　　手に負えないエレファント
　　忘れようと睨み合う為だけの些事を探す

　　根をおろせばつきまとう責に行き当たりばったり
　　身を委ねた主義
　　ほころびには気づいているのにただ声を荒げる

　　誰にも詰られない
　　時折　無関心をよそに我に帰っては
　　足元の地雷を嘆くけれど
　　待つばかりの君

　　声を殺せば耳慣れたざわめきの奥には悲鳴が
　　居間に映された世界
　　ビルの向こう側に広がる戦場

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