音楽聴きま専科 Vol.05
■アルバム名:THE DARK SIDE OF THE MOON(邦題:狂気)
■アーティスト:PINK FLOYD
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html/ref=aw_mp_1/?a=B00008CHEX&uid=NULLGWDOCOMO
++収録曲++
1. (a)スピーク・トゥ・ミー / (b)生命の息吹き
2. 走り回って
3. タイム
4. 虚空のスキャット
5. マネー
6. アス・アンド・ゼム
7. 望みの色を
8. 狂人は心に
9. 狂気日食
ワタクシが自分の耳の成長というか、色々な音楽を聴きながら生きてきた中でこれを初めて楽しく聴けた瞬間「あぁ、成長したんだなぁ」と実感した作品。
プログレッシブ・ロックの頂点に立つPINK FLOYD(ピンクフロイド)のモンスターヒットアルバム 「狂気」
たまには有名所も出さないとね。ははは。
またもやワタクシが生まれるより以前、1973年にLPで発売され、全米チャート570週、ビルボード・アルバム・チャートのトップ200に約15年間741週もチャート・インしたという、 まさにモンスターアルバムなのである。
イギリスのご家庭の5軒に一軒は持っていると言われている本作。脅威。
これは「狂気」発売30周年を記念して、2003年に高解像度の音質を実現したスーパー・オーディオCD(SACD)―ハイブリッド・ディスクでの再販版。
「狂気」を初めて聴いたのは何年前だったか忘れるくらい以前ですが、ハッキリ言って、その時はまったくもってサッパリ良さがわからなかった(^^;
第一印象は「退屈」、これだ。
まったりとしたブリティッシュな香りはするものの、「ありがち」な電子音が鳴り響き、回り続ける。どんよりとその雰囲気は続いてゆく。
これが、若すぎたワタクシには退屈に感じてしまった。
『若すぎた』これは決して年齢を示すことではないと言っておこう。
それから何年か経ち、改めてSACDで再販されたこのCD。
何気なく手に取り、久々に聴いてみた時、あの頃の自分が持っていた感想はどこかへ行ってしまった。
どんよりとした重い空気の中に潜んでいたあらゆる作られた音の情熱に、根底にあるロック魂に何故気付かなかったのかと手にとらなかった数年間を後悔してしまった。
一番に有名な「Money」
一回はどこかで聴いたことがあるのではないかしら?
レジスターがリズムを刻み、ベースが歩くそのブルースロックが属に自己満足に陥りがちなプログレッシブ・ロックの根底を覆したとも言えるのではないでしょうか。
またこのCDの各曲タイトルは割と日常的なモノが多く、
聴けば聴くほど日常に溢れている音にリスナーの耳が気付き始め、それが音楽になって流れている不可思議な「自然さ」
日常に音楽は溢れているんだ、という当たり前のようで
実感出来ていないだろう事実が胸に過ぎります。
聴けば聴くほど、色々な音と音楽に気がつき、聴く度に幅が広がってゆく。
そして、何時の間にか、このCDこそが日常になってしまうほど繰り返し聴けるという魔法のような現象に必ず陥ります。
これがいわゆる名盤。
マニアが言う所のスルメ盤!
(噛めば噛むほど・・・ってコトね)
実際、そんなに演奏が上手いワケではないです。
はっきり言うとテクニック的には下手だとは思いますが、味は凄くイイものを出しているんですよね(^^)
また、これがコンピューターやサンプラーもない時代に作られたなんて信じられない程の様々な音作りがなされています。
オマケに、16トラックで録った作品なんて本当に信じられません。
おっっっそろすぃー!
このアルバムは非常に完成度の高いコンセプトアルバムで、一曲一曲どうこういうのではなく。本当はアルバム全体を通して聴いてこその一作品であるので。
ロックを芸術の域まで持っていったこの一品はぜひ手に入れて欲しいものです。
なんと、ワタクシが紹介する中では珍しく!
余裕で購入できる音源だ!(笑)
最初に世界ですげー売れたモンスターアルバムだといいましたが。
もちろんそれは真実ですし、このアルバムの紹介をするにあたって必ず出てくる文句。
しかし、それが結果なのではなく。
あくまでそれはこの作品の評価の「一側面」でしかないのだということを覚えておいていただきたい。
このアルバムのブックレットには次のような一文が掲載されています。
「音楽は音の有機物なり」
極めて抽象的な表現ではありますが、これは最もこの作品の本質を物語っているのではないかなと思います。
歌謡曲に求められるような要素は皆無なので、ロック初心者にはピンと来ない音楽性かもしれません。
しかし、ロックという音楽をどこまでも掘り下げていくと、遅かれ早かれ必ず出会う作品です。
間違いなく、ロック界の名盤の一つ。
■アルバム名:THE DARK SIDE OF THE MOON(邦題:狂気)
■アーティスト:PINK FLOYD
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html/ref=aw_mp_1/?a=B00008CHEX&uid=NULLGWDOCOMO
++収録曲++
1. (a)スピーク・トゥ・ミー / (b)生命の息吹き
2. 走り回って
3. タイム
4. 虚空のスキャット
5. マネー
6. アス・アンド・ゼム
7. 望みの色を
8. 狂人は心に
9. 狂気日食
ワタクシが自分の耳の成長というか、色々な音楽を聴きながら生きてきた中でこれを初めて楽しく聴けた瞬間「あぁ、成長したんだなぁ」と実感した作品。
プログレッシブ・ロックの頂点に立つPINK FLOYD(ピンクフロイド)のモンスターヒットアルバム 「狂気」
たまには有名所も出さないとね。ははは。
またもやワタクシが生まれるより以前、1973年にLPで発売され、全米チャート570週、ビルボード・アルバム・チャートのトップ200に約15年間741週もチャート・インしたという、 まさにモンスターアルバムなのである。
イギリスのご家庭の5軒に一軒は持っていると言われている本作。脅威。
これは「狂気」発売30周年を記念して、2003年に高解像度の音質を実現したスーパー・オーディオCD(SACD)―ハイブリッド・ディスクでの再販版。
「狂気」を初めて聴いたのは何年前だったか忘れるくらい以前ですが、ハッキリ言って、その時はまったくもってサッパリ良さがわからなかった(^^;
第一印象は「退屈」、これだ。
まったりとしたブリティッシュな香りはするものの、「ありがち」な電子音が鳴り響き、回り続ける。どんよりとその雰囲気は続いてゆく。
これが、若すぎたワタクシには退屈に感じてしまった。
『若すぎた』これは決して年齢を示すことではないと言っておこう。
それから何年か経ち、改めてSACDで再販されたこのCD。
何気なく手に取り、久々に聴いてみた時、あの頃の自分が持っていた感想はどこかへ行ってしまった。
どんよりとした重い空気の中に潜んでいたあらゆる作られた音の情熱に、根底にあるロック魂に何故気付かなかったのかと手にとらなかった数年間を後悔してしまった。
一番に有名な「Money」
一回はどこかで聴いたことがあるのではないかしら?
レジスターがリズムを刻み、ベースが歩くそのブルースロックが属に自己満足に陥りがちなプログレッシブ・ロックの根底を覆したとも言えるのではないでしょうか。
またこのCDの各曲タイトルは割と日常的なモノが多く、
聴けば聴くほど日常に溢れている音にリスナーの耳が気付き始め、それが音楽になって流れている不可思議な「自然さ」
日常に音楽は溢れているんだ、という当たり前のようで
実感出来ていないだろう事実が胸に過ぎります。
聴けば聴くほど、色々な音と音楽に気がつき、聴く度に幅が広がってゆく。
そして、何時の間にか、このCDこそが日常になってしまうほど繰り返し聴けるという魔法のような現象に必ず陥ります。
これがいわゆる名盤。
マニアが言う所のスルメ盤!
(噛めば噛むほど・・・ってコトね)
実際、そんなに演奏が上手いワケではないです。
はっきり言うとテクニック的には下手だとは思いますが、味は凄くイイものを出しているんですよね(^^)
また、これがコンピューターやサンプラーもない時代に作られたなんて信じられない程の様々な音作りがなされています。
オマケに、16トラックで録った作品なんて本当に信じられません。
おっっっそろすぃー!
このアルバムは非常に完成度の高いコンセプトアルバムで、一曲一曲どうこういうのではなく。本当はアルバム全体を通して聴いてこその一作品であるので。
ロックを芸術の域まで持っていったこの一品はぜひ手に入れて欲しいものです。
なんと、ワタクシが紹介する中では珍しく!
余裕で購入できる音源だ!(笑)
最初に世界ですげー売れたモンスターアルバムだといいましたが。
もちろんそれは真実ですし、このアルバムの紹介をするにあたって必ず出てくる文句。
しかし、それが結果なのではなく。
あくまでそれはこの作品の評価の「一側面」でしかないのだということを覚えておいていただきたい。
このアルバムのブックレットには次のような一文が掲載されています。
「音楽は音の有機物なり」
極めて抽象的な表現ではありますが、これは最もこの作品の本質を物語っているのではないかなと思います。
歌謡曲に求められるような要素は皆無なので、ロック初心者にはピンと来ない音楽性かもしれません。
しかし、ロックという音楽をどこまでも掘り下げていくと、遅かれ早かれ必ず出会う作品です。
間違いなく、ロック界の名盤の一つ。
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