Oct2
握りしめたその手。〜Ⅳ〜
2008年10月02日 コーコ
コーコ blog「哀しみが晴れる日」より
http://blog.livedoor.jp/cromagarage/

裏切られるかどうかなんて後の話でわからないし。

私を愛さなくても愛したい人がたくさん居て。

手を開いたら私の中にある優しさとか思いやりとかそんな人間臭いもんばかり溢れてきて止まらなくなった。

私の固く固く握りしめたこの手をこじあけてくれたそいつの様に私もなりたくて。

人を大切に思う様になれた。人の痛みを想う様になった。

そしたら傍に居る人、出会った人達みんなが優しくて私を愛してくれた。

私はそれだけでただただ幸せで、笑いが止まらなくなった。

ただ私の愛する人達がこんな社会の中で傷つかない様に茨の道に疲れはててしまわぬ様にこの手を開いてつまづいたら私が手を差しのべられる様に。

大好きな人達が哀しみで顔を歪ませない様になんて神様にも太陽にもなれないのに思って生きてます。

神様にも太陽にもなれなくてもいいけど、誰かの中の百分の一くらいは役に立ちたいかな。

助けてもらったからその暖かい手で。だから奴がくれた優しさを誰かに返さなくちゃいけないんだよ私は。
開いた手を二度と握りしめない事こそが私を救ってくれたそいつへの唯一のありがとうだから。

















P.S今日も世界は哀しくとも握りしめたその手をそっと開いてごらん?
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