Mar14
コラム集 no.6
2007年3月14日 七福興業
「昔のことば。」   Dr.おとっつぁん
2002.07.31(火)

 『目は心の窓』と言う言葉がある。会話より何より、その人の目を見れば心が分かると言う意味なのだろう。
 ここに一つのエピソードを紹介しよう。我らのリーダー”ダマさん”は唐揚げにレモンをかけるのが嫌いだ。一方でウチのギターの”藤原光進”(以下ワラコー)彼は唐揚げにレモンという組み合わせのみに限らずかける事全般に興奮を覚えるようである。あるライヴの打ち上げでその二人の間に、軟骨の唐揚げがそっと置かれる。ワラコー、ダマさんが嫌いなのを知っていながらあえてザクザクとレモンをかける。それを見たダマさん、「全部にレモンかけんなや!自分が好きじゃけーゆうて人も好きじゃ思うたら大違いでー。」それに対してワラコー、「そう言えばダマさんレモン駄目でしたよねぇ、すいません。」としらじらしく謝る。表情は明らかに作り笑い、その眼光は鋭く光り目の前の人物(DAMAさん)に対し今にも襲いかかっていく獣のような感じに見える。彼の心の声はこうだ「何でレモン一個でここまで言われんやいけんのんや!広島バンド界の重鎮(じゅうちん)さんはケツの穴が小まいのー!!」
 更に、おとっつぁんはたまにライヴ前にツルツルに頭を剃ることがある。(特に仕事の休暇前に)その時たまに、ワラコーが「触らして下さい。」とワシの頭をなでなでするのだが、口では「うわぁ気持ちええ。」と言いつつもまた鼻息が荒くなり、その表情は歯を食いしばって眉間にしわが寄っていく。その時の彼の目と言えば大きく見開き、ワシの頭を握りつぶさんかとしている・・・まさにS(サディスティック系)の人の目だった。彼の心の声を聞いてみよう。「このハゲの頭やけに触り心地がええのぉ。やばいわ、こいつの頭に爪とか立ててみたくなったわ・・・。」その後、事実爪を立てられたおとっつぁんの頭からは血が噴き出していつまでも止まりませんでしたとさ・・・。
『目は心の窓。』とは、的確な表現であることを身を持って知った私であった・・・。
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