BUGSLUMP

前ドラマーの脱退により、去年12月19日を最後に活動休止していた僕らBUGSLUMPですが、新メンバーに佐藤夏樹(ex宮田Spray Cats、以下なっちゃん)をドラマーとして迎え、再始動する事が決定しましたのでお伝えします！！

再始動一発目となるのは、4月19日神戸Mersey Beat「音魂!!vol.ファイナル　CRAZYSOULラストライブ」

いろいろな思いが詰まったライブである事は言うまでもありません。



「無期限でバンドを休止する」と言う事は、僕等のような無名のアマチュアバンドにとっては致命傷で、大概はその休止期間中に忘れ去られてしまうものです。
活動休止期間に突入した当初、自分達の年齢や、身の周りを取り巻く環境等、あらゆる現実と言う壁がBUGSLUMPを続ける事を拒んでいるようにも思えました。
ライブハウスに足を運べば、なじみ深いライブハウスであったとしても、日に日に声を掛けられる回数も減っていきました。

しかし、そんな「忘れ去られていく」と言う寂しさの中、今回解散となるCRAZYSOULをはじめとする舞神会(神戸Mersey Beatを中心に活動するバンドの集まり)のメンバーは会うたびに「いつ復活するんですか？？」と声をかけてくれました。
意外な人から「今でも毎日CD聴いてます、早く復活してくださいね」と声をかけられたりもしました。
凄く嬉しくて「応えたい」と強く思いましたが、現実はそうはさせてくれませんでした。

自分を取り巻くあらゆる環境、年齢、何よりドラマー不在。

「もう一度BUGSLUMPとしてステージに上がりたい」と思う感情とは裏腹に、雲行きは怪しくなるばかりです。

しだいに「ここら辺が潮時かな」と思うようになりました。

そんな中、Voの大国哲也(以下テッチャン)から「宮田解散するらしい」と報告を受けました。宮田と言うのは和歌山の宮田Spray Catsというバンドで、かれこれ7年ほどの付き合いになるバンドです。昔から、お互いのイベントに呼びあい、その時はお互いの家に泊まったり、宮田は僕等にとって親友と言えるバンドです。
その宮田が解散する事になり、僕等はその最後を見届けに和歌山まで足を運びました。親友のバンドが解散して寂しいと思う反面、ぶっちゃけ「なっちゃんどないすんのやろ？」とも思ってました。なっちゃんのドラムの腕は相当なもんで、とりあえず僕の中で和歌山ナンバー１。２年ほど前に和歌山でイベントに呼ばれた時のことですが、その時にDUSTBOXも一緒やったんですが、全く遜色なかったです。それでも、その時すでにバンドに対して気持の折れかかってた僕は「なっちゃんにコンタクトを取って、BUGSLUMPに誘う」という気力は残っていませんでした。

僕は気持ちが折れかかっていたのですが、そうで無かったのがテッチャンです。

僕とテッチャンは一緒にバンドをやり始めて、もう10年以上になるんですが、新しいバンドを組んだり、新しいメンバーを連れてきたりするのは全部、僕がやってきました。
テッチャンは人見知りが激しく、ちょっとやそっと仲良くなったぐらいで心は開きません。人に物を頼むのが苦手で、ましてや「一緒にバンドやろう」なんていう事は絶対に言えないはずでした。

しかし、そのテッチャンが自分からけな気になっちゃんに連絡を取って、なっちゃんの近況を聞いたりしてるのを知り「まだ辞めれへんし、まだまだやりたい」と強く思いました。

なっちゃんも、やる気満々で僕等はすぐに意気投合しました。

スタジオ練習を重ねるごとに、練習熱心で器用ななっちゃんは「BUGSLUMPのドラマー」としてのスタイルを確立していき、僕はそれに負けじと「なっちゃんがドラムを叩くBUGSLUMPのベーシスト」を模索する。テッチャンはそれらを踏まえ今までのBUGSLUMPとは一味違った曲を書いてくる。

はっきり言って以前のBUGSLUMPでは無いです。

この先BUGSLUMPがどんな道に進むかは分りませんが、とにかく今は「今」が楽しくて仕方ありません。

4/19、もし良ければBUGSLUMPの「今」を見にきてください！！

長文でしたが、最後まで読んでくれてありがとうございます！