水無月あやめ

さすらう旅の果てに
何が　待つのかは未定
幻覚や熱にうなされ
眠りは最悪みたい


あなたは　私に　　夢ばかりを見せ付けて
それを漂うことだけ　私は覚えたの


何が起きているのか　この世は続いてゆくのか
此処では関係ない　ふわふわ浮かぶだけ
気が楽と云えばそうでしょう　時間さえも忘れられる
生きてさえいれば　いいのよ　　世間が邪魔しても




彷徨う旅の果ては　
素晴らしい楽園
快楽に溺れてゆくの
それが私の終焉


あなたを　失くせば　　夢ばかりは見られない
それを考えるだけで　私は震えるの


現実など要らない　どうせ生きてゆくのなら
此処では愛情だって　ひらひら墜ちるだけ
痛い視線が刺さっても　感覚は何処かに捨てた
息をしていればいいのよ　自分が壊れても



誰も救ってくれない
誰も教えてはくれない
私が誰なのか　何処に向かうのか・・・



何が起きているのか　この世に夜明けはあるのか
此処で死んだとしても　変わるものは無いわ
気が楽と云えばそうでしょう　悲しみなど無いのだから
永遠の眠りなら　もう　あなたは要らないわ